カルガリーから西へ、西へ—。カナダの広大さを感じる大平原を進むと現れる、赤褐色の大地がバッドランド。氷河による浸食でできた荒々しい渓谷とむき出しになった地層、そしてひしめく奇岩群は恐竜や古代生物の化石が多く発掘されるこの地の雰囲気に合っています。カルガリーから日帰りも可能な距離にあり、爽涼なカナディアンロッキーのパノラマドライブとの対比も楽しめます。
ルートの概要
総運転距離: 310km(カルガリー国際空港からの往復)
カルガリーからの往復のルートとなります。
ポイントと見どころ
A: カルガリー国際空港 (Calgary International Airport)

Photo:Travel Alberta / Colin Way
日本からの直行便も就航するアルバータ州のカルガリー国際空港から、もしくは市内の営業所もご利用いただけます。
約104km ▼ およそ1時間10分
B: ホースシューキャニオン (Horseshoe Canyon)

Photo:Travel Alberta
まず、こちらの展望台から恐竜時代の地層が露出するバッドランドの地形を一望しましょう。
約18km ▼ およそ15分
C: ドラムヘラー (Drumheller)

Photo:Travel Alberta / Cody Baker
バッドランドの中心地。巨大な恐竜像が観光案内所の目印です。一帯の情報収集やランチ、休憩場所の情報をゲットしよう。恐竜層の内部は入場可能で、25mの高さから街を一望できます(要入場料)。
約6km ▼ およそ6分
D: ロイヤル ティレル博物館 (Royal Tyrrell Museum)

Photo: Travel Alberta Mike Seehagel
約11万点の収蔵品を誇る、恐竜の展示では世界最大級の展示を誇る恐竜ファン垂涎の博物館。館内のダイナソーホールには実物大の骨格標本が並び迫力満点です。また化石の復元作業なども見学できる見ごたえ十分な博物館です。
ロイヤルティレル博物館ホームページ
https://www.tyrrellmuseum.com/

Karuna Duggar @tigerfly3
中でも化石化する過程でマンガンを取り込んだことで漆黒に輝く状態となり「ブラックビューティー」と呼ばれるようになった美しいティラノサウルスの個体は、世界でもっとも完全な形の一体であることで知られています。
約14km ▼ およそ15分
E: ローズデール (Rosedale)

Photo: Travel Alberta
レッドディア川にかかる長い吊り橋、スター マイン サスペンション ブリッジ(Star Mine Suspension Bridge)が人気。足元は網目で、渓谷を刻む赤茶色の水流がよく見えます。橋は風に揺れ、スリル満点。
約8km ▼ およそ6分
F: ウィロー クリーク フードゥー (Willow Creek Hoodoos)

Photo: Travel Alberta / Cody Baker
巨大なキノコ型が特徴の奇岩群。長い年月をかけて氷河と川に削られた大自然の彫刻です。地域の先住民には石化した巨人と伝承されている。
約8km ▼ およそ7分
G: アトラス炭鉱歴史地区 (Atlas Coal Mine National Historic Site)

Photo: Travel Alberta Roth & Ramberg
かつての石炭選別場にオープンした博物館。町の様子や炭鉱で使用した巨大機械を再現し、当時の雰囲気をうかがい知ることができます。
アトラス鉱物歴史地区ホームページ
https://atlascoalmine.ab.ca/
約145km ▼ およそ1時間40分