筆者: 近藤純夫
カワラ版のネイチャー・ガイド。本業はエッセイスト兼翻訳家だが、いまはハワイの魅力を支えている自然をもっと知ってもらうことに力を注ぐ。趣味は穴潜りと読書。ハワイ滞在中も時間をやりくりして書店通いをしている。

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コキオ・ケオ・ケオ

ハワイの州花は黄色のハイビスカスです。名前をマオ・ハウ・ヘレと言い、ハワイ固有の花として知られます*。この州花は2番目に制定されたもので、最初の州花はハワイ語をコキオ・ウラ(赤いハイビスカス)と呼ばれるハイビスカスです。 […]

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ラハイナの復興

カメハメハ1世がハワイ諸島を制覇するとラハイナは首都となりました。町は政治や行政ばかりでなく、アメリカの捕鯨船寄港地としても大きく栄えました。町の中心地区にはさまざまな歴史的建造物がありました。なかでも巨大に枝を広げるバ […]

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変貌をつづけるハレマウマウ

太平洋に広く散りばめられたポリネシアの島々のなかで、唯一火山の噴火活動がつづくハレマウマウ・クレーターについて神話を交えながらお伝えします。 ハワイ島にはいまも噴火活動をつづける火山が3つあります。ひとつはカイルア・コナ […]

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ハワイ諸島の誕生と神々1

世界を創造する ハワイという世界がどのように誕生したのか。それはハワイ王朝が代々の王によって引き継がれてきたとされる『クムリポ』という伝承に語られています。クムリポでは、世界の始まりを次のように記しています。「ポー(闇) […]

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キラウエア岬

野生生物保護区 カウアイ島の北東部に位置するキラウエア岬(Kilauea Point)は野生生物保護区に指定されています。   野生生物保護区は全米に550あり、米国魚類野生生物局が管轄しています。このうち、ハ […]

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アフプアアと伝統社会

ハワイの島々はおおよそ中央付近に大きな山があります。カウアイ島であればカヴァイキニ(とワイアレアレ)、オアフ島はコオラウ山系とワイアナエ山系、マウイ島はハレアカラーと西マウイの山々、ハワイ島ではマウナ・ケアとマウナ・ロア […]

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ホノルルの歴史2 王国の消滅から現代まで

繁栄と衰退 ホノルル港に停泊する西欧の商人たちは、王国とハワイ王政に新たな富をもたらしました。砂糖産業が力を持つようになると、大きなビルや埠頭が次々と出現し、住民たちの生活の質も向上しました。その一方でハワイの人々は、西 […]

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ホノルルの歴史1(イオラニ宮殿の建立まで)

世界に知られるリゾート都市であるホノルルはどのような歴史を持つのでしょう。多民族によって構成される世界の文化が集まる街であるとともに、火山噴火の跡がそこかしこに見られる自然景観、港湾、空港、特徴のある施設などを見ていきま […]

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ミロの文化

ミロはポリネシア人がハワイに持ちこんだ伝統植物のひとつです。ミロからはさまざまな木工品が作られましたが、それらは基本的に伝統社会におけるアリイ(首長)やカフナ(祭司)、及び彼らの直属の部下など、上流階級だけが使えるもので […]

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マカプウ岬と灯台の歴史

マカプウ岬トレイル オアフ島の東端にはマカプウ岬があります。マカプウ(Maka pu'u)とはハワイ語で「飛び出した目」という意味です。岬全体が海に突き出していることが言葉の由来なのでしょう。   マカプウ山頂 […]

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