(この記事はアロハカワラ版に2005年9月1日に掲載したものを再掲載しています)

みなさん、旅行に出かける事が決まったらガイドブックやインターネットで情報を集めますよね。ハワイ旅行の場合は、到着後もカラカウア通りで手に入る日本語のフリーペーパー(現地情報誌)から最新情報を見つけることが出来ますし、色々な本や雑誌を読み比べてオプショナルツアーに参加したり、レンタカーやThe Busを乗りこなして出かけられる方も多いと思います。

カフクにはエビの養殖池がたくさんあります

私の知人にとてもハワイ通の人がいるのですが、車の免許を持っていないので、彼女はいつもThe Busで行動をしています。滞在中は必ず一回はノース・ショアのビーチにバスで出かけるそうですが、『どこのバス停で降りていいかわからないから、カフクにあるワゴンのシュリンプだけは食べた事がないの』と言っていたことを思い出しました。いろいろなガイドブックに「ワゴン・シュリンプ」が紹介されていていますが、カフク(Kahuku)はバスで行くにはとても遠いところなので、彼女のようにバスで近くを通っていながら、なかなかカフクのシュリンプにたどり着けない方もきっと少なくないのではないでしょうか。

養殖池のほとりのエビを売るワゴン

オアフ島の東海岸のウインド・ワードと呼ばれるエリアにあるカフクは、エビの養殖が盛んなところです。カメハメハ・ハイウェイ(Kamehameha HWY)沿いの駐車場に白いワゴン車が留まって、その中で採れたての活きのいいエビが調理されているのが「ガーリック・シュリンプ」です。

カフクからタートル・ベイ・リゾート(Turtle Bay Resort)の間に3、4台のワゴンがあったように思います。ワゴンに近づくとニンニクのこうばしい香りが食欲をそそってきて、食べるとやみつきになる美味しさです。

残念ながらまだカフクのガーリック・シュリンプを食べたことのない読者の皆さん、また、是非自分で作ってみたいという読者の皆さんのためにガーリック・シュリンプに挑戦してみることにしました。

今回は、カフク産の生きたエビを近所のマーケットで買ってみました。チャイナタウンでも生きたエビが売られているのでワイキキ滞在中でも活きのいいエビが入手できると思います。

【ガーリック・シュリンプの作り方】
材料(2名分):エビ14尾、玉ねぎ(半分)、ニンニク(3片)、調味料(オリーブオイル、塩、コショウ、唐辛子)

今回の材料

(1)エビは頭と身に分けます。頭はお味噌汁の出汁に使えます。背中の中央にタテにはさみを入れて背ワタを取り、足もはさみで切り落とし綺麗洗ってください。私は殻つきが好みなのですが苦手な方はむかれるといいでしょう。

(2)玉ねぎとニンニク2片をすりおろし、1片をみじん切りにします。

(3)ボールに(1)と(2)を入れ、塩小さじ1とコショウ少々、オリーブオイル大さじ3を入れてよく混ぜあわせます。辛いのが好みの方は唐辛子を少々入れてください。ハワイでは塩コショウの代わりに、シーズニングソルト(Seasonings Salt・ハワイの岩塩に香辛料がミックスされている)を使うこともあります。このシーズニング・ソルトは肉、魚、エビ、野菜とどんな料理にも合うので塩コショウのかわりにシーズニングソルトを使うと一層おいしくできあがります。

(4)タッパーもしくはコンテナーに入れて密封し冷蔵庫で5時間ほどねかせます

すりおろしたたまねぎとにんにくとよく混ぜ合わせ5時間ほど冷蔵庫でねかせます

(5)フライパンに(4)をどさっと入れて炒めます。オリーブオイルがエビを香り豊かに焼き上げます。エビが赤く丸くなってきたら出来上がりです。カフクではガーリック・シュリンプにアイスクリーム・スクーパーで盛り付けたご飯が添えられています。

オリーブオイルで炒めます

ここで裏技紹介!「下ごしらえがめんどう」とか「玉ねぎやニンニクはちょっと苦手...」という方にお勧めなのは、市販のイタリアン・ドレッシングを使った簡単な調理方法です。タッパーにエビがひたるくらいドレッシングを入れて同じように冷蔵庫でねかせます。メーカーによって塩加減が違うのでフライパンで炒める時に味を調整してください。ビックリするくらい美味しいガーリックシュリンプができあがりますよ。調味料は台所にある物を使えばいいし、お味噌汁の具はわかめやのりみたいなシンプルな感じが良いと思います。

ご家庭でノースショアの味をお楽しみください

おすすめのシーズニング・ソルトは、カピオラニ・コニュニティー・カレッジのファーマーズ・マーケットに隔週で出店している“Som’s Good Seasonings Salt”がお勧めです。小分けにして販売されているので、お土産に良いので私の定番です。

私の定番のシーズニング・ソルト

 

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