2001年にホノルルで開催されて15周年を迎えた今年、7月のホノルル、9月のラスベガスに続いて11月5日(木)に東京五反田で第6回目の「ジョイ・オブ・サケ東京」が開かれました。さらに今年は東京や神奈川、長野、福岡、北海道、そしてホノルルからレストラン14店がそれぞれ酒肴を提供し、日本酒と酒肴のそれぞれの風味をお互いに引き立てました。
The Joy of Sakeは、2001年から毎年7月にホノルルで行われる全米日本酒歓評会に出品された350点以上の日本酒が、審査終了後提供されて行われる一般公開の利き酒イベントです。歓評会では10名の審査員が2日間に渡って日本酒を審査し、部門ごとに金賞、銀賞、そして金賞を受賞した酒の中から総合評価で高得点を獲得した出品酒にグランプリ、準グランプリが授与されます。日本で始まったのは、ジョイ・オブ・サケ10周年を記念して2010年だそうです。
鏡割りで始まった今年のジョイオブサケ東京へ、多くの来場者が集まり盛況。大吟醸A、純米、山廃などと、吟醸、大吟醸Bは二つの部屋に分かれて約390点の出品酒が並べられ、各出品酒の前には大きなおちょことスポイトが置かれています。入場時に渡されるマイおちょこに、スポイトで出品酒を注ぎ味わうわけです。各会場では、日本各地やカリフォルニア州などで生産された日本酒を味わう日本酒愛好家や日本酒を提供するレストランの方々などが、丁寧に思いを込めて醸造された一本一本の日本酒の利き酒に興じていました。
また14店の人気レストランが腕を振るう酒肴も楽しみのひとつ。受付で受け取ったスタンプカードに、該当店のスタンプを押してもらって一品を受け取ります。日本酒をスプレーしてその香を楽しむものや、料理自体に大吟醸を使ったものなど、それぞれに趣向が凝らされた逸品が揃います。今回はホノルルの人気店「Koko Head Cafe」もコーヒーメイプルスパイスの鴨肉に柿と栗、ネギ、フォアグラのソースで参加しました。
さすがに400点近いお酒をすべて試飲するのは難しいので、産地や酒蔵などを頼りにそれぞれの香や味わい、のどごしなど、好みのものを探していくつもりだったのですが、日本酒初心者の私(しかもお酒に弱い)は日本酒を口にしては水を飲み、アパタイザーをいただき、3時間のイベントが終わるだいぶ前に既にほろ酔い状態。それでも美味しい日本酒と酒肴に大満足。来年は、ぜひみなさんも利き酒を楽しんでみてくださいね。
ジョイ・オブ・サケ東京
開催日時: 2015年11月5日(木) 18:00~21:00
会場: 東京 五反田TOCビル 13階特別ホール
入場料: 前売り¥8,500($75)/当日¥9,500
全米日本酒歓評会のホームページはこちら
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