25周年のホノルルフェスティバルにてキルト展を開催!

毎年恒例のホノルルフェスティバルも今年は25周年を迎えました。第1回目から知っているフェスティバルですし、今年は私も参加を始めてから10回目のフェスティバルでした。2年に一度、キルト展を開催させていただいていますが、なかなか毎年は新しい大きなベッドカバーを作ることはできないので、生徒さんにご協力をしていただいております。

また昨年10月にポアカラニキルトのデザインマスター、ジョンさんがお亡くなりになったので、少し寂しいキルト展になったように感じました。

ホノルルフェスティバル2019

今年は去年に引き続きの開催だったので、新しいキルトは完成できませんでした。ただ毎年、ハワイアンキルトに興味を持たれる方が増えるのが目に見えてわかるので、非常に嬉しいことだと思っています。ハワイの伝統的なハワイアンキルトは無地の2色使いの大きなベッドカバーのこと指しますが、日本ではむら染めやプリント生地などを使った日本風ハワイアンキルトも多く作られているので、このホノルルフェスティバルにて、本物の伝統的なハワイアンキルトを展示させていただき、多くの皆さまに見ていただくことがとても大切だと思っています。2年に一度、必ずポアカラニキルトとともに、展示させていただいていることが、私の大きな誇りになっています。来年もハワイアンキルト展示の年なので新しい作品を発表できるよう努力したいと思います。

ホノルルフェスティバルの展示

ホノルルフェスティバルの展示2

ホノルルフェスティバルの展示3

ホノルルフェスティバルの展示4

昨年の11月に白老町を訪ね、アイヌ刺繍との巨大フレンドシップキルトの作成やハワイアンキルトのセミナーをさせていただいたことが縁となり、今回のホノルルフェスティバルに白老町のみんなの心つなげる「巨大パッチワークの会」のメンバーの方達が参加してくださり、コンベンションセンターにブースをオープンさせてくださいました。これこそ文化交流の賜物と言っても過言じゃないですね。懐かしい方々との再会は素敵でした。白老町のブースではアイヌ刺繍のワークショップが開催され、大人気でたくさんの方がいらっしゃいました。去年の12月以降、巨大フレンドシップキルト制作用に、みなさんにご協力していただいたアイヌ刺繍とハワイアンキルトのコラボレーション・フレンドシップキルトの一部を完成させていただき、私のブースで飾らせていただきました。素敵なフレンドシップキルトになり感激です。

白老町のブースではアイヌ刺繍のワークショップを開催

アイヌ刺繍とハワイアンキルトのコラボレーション・フレンドシップキルト

これから日本は桜の季節なので、今回は桜のシャドーキルトをみなさんと一緒に作ることにしました。ワークショップの2時間は楽しいひとときでした。みなさん、シャドーキルトにトライしていただき、ありがとうございました! アップリケは少し大変なので、オーガンジーをかけてあるキットを作りました。アップリケを省略できるので、キルティングだけを楽しんでいただけたかと思います。来月までには完成させてください!

桜のシャドーキルトのワークショップ

ワークショップに12名の方が参加してくださいました

心をつなげる「巨大パッチワークの会」のメンバーと

ポアカラニキルトのジョンさんのトリビュートになったポアカラニキルトの展示でしたが、素晴らしいポアカラニさんの作品を娘さんのシシーさんとタフィーさんが繋げ、サンプラーズキルトにして展示されていました。お二人は亡くなってしまっても、跡を継ぐたくさんのキルターがいらっしゃるので、今後も引き続きキルト展を開催できますね。最後のジョンさんのデザインもいただきましたので、私も次回に展示できるよう頑張りたいと思います。今年も出展させていただきまして、ありがとうございました!

ポアカラニキルトのサンプラーズキルトとジョンさんの遺影

By アン

☆電子ブックが発売!

https://www.amazon.co.jp/dp/B0721195V5/ref=zg_bs_2292799051_f_9?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=WZSDX1N0A2Y4W80K1H3D

☆インスタグラム・フォローしてください!

https://www.instagram.com/annes_hawaiian_quilt

★facebookも是非ご覧ください!

https://www.facebook.com/pages/Annes-Hawaiian-Quilt/681572441861121?hc_location=stream

 

 

 

筆者プロフィール

藤原小百合アン
藤原小百合アン
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2010年スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)にてキルト展を開催。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。2012年7月、電子本「キルトストーリー」を発売。2012年9月、スパリゾートハワイアンズへ、フラガール・フレンドシップキルトを寄贈。2013年11月より、イオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを開始。2021年7月には誠文堂新光社より「ハワイアンキルト パターンとステッチの魅力」の増補改訂版を発売。ハワイ、日本での展示会やレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。ハワイ在住34年目。

Follow me!