皆様アローハ!

お元気でお過ごしですか?

昨年7月に「パンデミックの過ごし方」という記事を書かせていただきましたが、あれからすでに半年以上過ぎています。あの時の記事を読むとまだまだ始まったばかりだったパンデミックですが、もうすぐ1年。この暮らしはいつまで続くのかまだ先が見えませんが、今回もその後続々と完成したキルトについてご紹介しましょう。

マウイ島の花、ロケラニローズのベビーキルト

去年7月になるとハワイでは少しづつ規制が和らぎ、屋外での雑誌の取材などもできるようになりました。ですが、7月の独立記念日、あちらこちらで集まって大騒ぎしたためか、ハワイでの感染者の数が一気に増え、再開していたジムなどもまたまた閉まってしまいました。8月にはアメリカ本土に、仕事で忙しい娘達の手伝いをしに旅行に出ました。空港はガラガラ、飛行機の中はマスクが義務付けられ、今までの旅行とは全く違うものでした。

カピオラニ公園で取材をしていただきました

今までズームというシステムで大人数の人とミーティングをやるなんてことは考えたこともなかったですが、今頃、みなさんもかなりの頻度で使うようになったのではないでしょうか?

ズームとは違うシステムでオンラインでのハワイアンフェアなども開催され始めています。これでしばらくお会いしていなかった方達のお顔を見て、お話しできたのは嬉しかったですね。またウェブセミナーも自宅からズームで操作できるようになったので、便利になったことは確かです。イオラニ宮殿のバーチャルツアーを使い、久しぶりのドーセントも楽しかったですね。この先も移動せずにこのようなスタイルでの仕事が続いたりするのでしょうね。

オンラインハワイアンフェスの様子

イオラニ宮殿バーチャルツアー

今まで未完成だったクリスマスのキルトも完成させてみました。生徒さん達はすでに完成されている方も多いのですが、私は未完のままだったので、この機会にやってみました。また新しいデザインなども描いてみました。

未完成だったクリスマスキルトをやっと完成

夏のホリデーキルト

娘のところに行っている時は、ミシンキルトで5つのクッション作ってみました。2年前に作ったベッドカバーの時に余っていたピースワークを上手に使って挑戦してみました。ハワイアンキルトと違い、すべてミシンを使うので、あっという間に完成します。ベッドカバーは大きなロングアームミシンを持っているプロの人にキルティングをお願いしましたが、今回はクッションだったので、娘のミシンでやってみることにしました。アメリカではネットショップなどでキルトデザインがプリントされているペーパーが販売されています。写真を見ていただくとわかりますが、その上からミシンをかけ、終わるとトレーシングペーパーの部分を取り外していく方法です。これを使うとデザインをチャコペンやチャコペーパーでピースワークに写す手間が省けます。フリーモーションのミシンは難しいので、通常使いのミシンでやってみました。少しづつカーブの部分が滑らかになったのですが、難しかったです。でも娘達は喜んでくれました。ある意味、簡単に達成感を得るためには、こういうミシンキルトもたまにはいいかもしれませんね。

市販のデザインペーパーをピースワークに置く

ラインに沿ってミシンをかける

縫った後は、ペーパーを外す

離れてみると素敵な仕上がり

アメリカ本土からハワイに戻ってからは14日間の隔離生活に入り、マウイ島のピンクで作ったロケラニローズのベビーキルト、カウアイ島の紫で作ったモキハナのウォールハンギングと大きなキルトも完成しました。その間、娘の仕事で孫と二人でハワイにしばらく来ていたので、キルトは全然できない状態でしたが、久しぶりに海に毎日行ったりして、気分転換になりました。

カウアイ島モキハナのウォールハンギング

そして3月で1年間の頒布会キルトが完成します。ここ半年の6枚です。前半6枚と後半6枚を繋げ大きなサンプラーズキルトにする予定です。

後半6枚の頒布会キルト

アメリカは12月から少しづつ新型コロナ用のワクチン接種が始まっています。これが思いの外、効果的という話もあり、3月くらいからはワクチン接種が証明されるようになると、ハワイ島間の行き来も隔離なしになるかもしれないとのことです。そして5月くらいからは少しづつ人が集まっても大丈夫になるだろうと言われています。先が見えなかったものが少しづつ見えてきそうな気配はします。気を許さずに引き続き気をつけてお過ごしください。

アン

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筆者プロフィール

藤原小百合アン
藤原小百合アン
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2010年スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)にてキルト展を開催。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。2012年7月、電子本「キルトストーリー」を発売。2012年9月、スパリゾートハワイアンズへ、フラガール・フレンドシップキルトを寄贈。2013年11月より、イオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを開始。2021年7月には誠文堂新光社より「ハワイアンキルト パターンとステッチの魅力」の増補改訂版を発売。ハワイ、日本での展示会やレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。ハワイ在住34年目。

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