アローハ!

ハワイでは市民の約60%が新型コロナウィルスのワクチンの接種が終わったと報告が上がってきています。16歳以上であれば誰でも接種が可能なハワイではどんどん元の世の中に戻っています。アメリカ本土からの観光客が春休みから徐々に増え始め、今年の夏は元来の姿までほぼ戻れるという予想をしています。日本もワクチンが一人でも多くの方に接種でき、日本とハワイの往来が早くできるようにと願っています。

さて、今日はズームによるレッスンをご紹介したいと思います。

ズームでのレッスン

日本でのキルトレッスンは2019年11月以来開催できていません。そして去年の夏は百貨店でのハワイアンイベントがすべてキャンセルになってしまったので、ハワイアンキルトでのデモンストレーションなどもできませんでした。アメリカは少しづつ元に戻りつつありますが、日本は毎日感染者の数についての話題ばかりで、今年の夏も一体どうなるのかと思ってしまいます。

日本に行けないのとレッスンが開催できないことで、日本の生徒さんたちとの交流もなくなってしまっていたのはとても悲しかったので、ズームでのキルトビーを始めてみようと思いました。レッスンとは少し違い、みなさんがお持ちの作りかけのキルトを持ち寄り、この1年のお話しやキルトの進行状況などを交換するズームビーをやらせていただいています。ハワイと日本はもちろん、日本も行ったり来たりできない東京、大阪、神戸、広島、博多などからのご参加もあり、日本のあちらこちらの情報も得られるという素敵なキルトビーになっています。よく考えるとハワイとオンタイムで日本とテレビ電話できるってことですよね(古いか)。昔では全然考えられなかったことです。

最初は参加を躊躇された方も、回数を重ねると慣れてくださり、今では身近にズームが使えるようになった感じがします。

1月のキルトビー

2月のキルトビー

そしてみなさんが口を揃えて言ってくださるのは、ズームでのキルトビーをやるとモチベーションが上がるということです。いつもは一人でやっている作業も、他の方のキルトの話を聞いたりしていると、やっぱりやらなくちゃ!という気持ちになるそうです。そして放置しておいた質問などがすべて解決していくそうで、やはりズームでのキルトビーは効果的ということがわかり、私も嬉しくなりました。これだったら年に2回のキルトレッスンだけではなく、その間もズームでのキルトビーをやろう!とまで言ってくださっているので、本当にやらせていただいてよかったです。そして会話の中でのふとした話からハワイで開催しているショッピングツアーに参加してくださったり、サイトを通してハワイでお買い物をしてくださったり。。ハワイ経済がこの1年どうしようもなかったので、それにご協力していただくことにもなり、大変ありがたく思います。先日はカピオラニ公園から中継をさせていただき、綺麗な海やダイヤモンドヘッドなどをライブで見ていただきました。そんなハワイの風景も今後は取り入れてズームビーをやらせていただきたいと思っています。

3月のキルトビー

5月のキルトビー

4月からはキルトレッスンも始めました。まずは28cm角のタペストリーをカッティングから開始し、4回で完成までというレッスンです。2回目からは手元を撮っていただけるカメラホルダーなどがあると便利だということもわかり、みなさんの手元もよく見ることができるようになりました。8枚重ねのままのカッティングも実際にやっていただかないと何も学んでいただけません。私は伝統的なハワイアンキルトを皆様にお伝えしているので、この機会にぜひ自己流で続けている方は、一緒にレッスンで学んでいただきたいものですね。そしてデザインを広げ、下地にピンをつける時のこつや、しつけのこつなどをレッスンします。そして最後はアップリケのこつですね。次のレッスンまではアップリケの宿題をやっていただきます。2回目はキルティングの仕方。こちらが本当に難しいのですが、みなさん上手にキルティングできるように必ずなります。正しいキルティングの方法で丁寧にキルティングをしていただくと、素敵な完成品になります。

4月のキルトレッスン

4回のレッスンで完成された28cmのウルのタペストリー

グループでキルトレッスンやキルトビーにご参加していただくことも可能です。ベッドカバーのレッスンを希望される方がいらっしゃいました。周りの方にご協力いただき、レイアウトやピン打ち、しつけなどをお手伝いしていただきました。その前に2回ほど個人レッスンをしていただいたのでここまでできました。ただこのレッスンは、周りに素晴らしいサポーターがいてくださらないとちょっと難しいかもしれませんね。

ベッドカバー、他のレッスンでも私が事前にビデオに録音しておいた画像などを使い、見ていただき、実践していただく方法もとっています。そのうちその画像もYouTubeなどにアップできればなあとは思っておりますが、なかなか素人がやっていることなので、映像のプロにお願いしないといけないかもしれないですね。この期間中、何か新しいことにチャレンジするという気持ちが沸いたことはとてもプラスになったと思っています。

ベッドカバーのレッスン

サポーターの皆さんで広げていただいた月下美人のベッドカバー

みなさんがおのおのの作品で参加していただき素晴らしいズームの輪になっています

 5月からはクッション作成のレッスンを始めさせていただきました。少し大きなものなので途中、宿題をしていただく期間を含め7月には完成を目指します。ご参加してくださっている皆様、本当にありがとうございます。これからも続けさせていただきますので、ご興味のあるかたはぜひ私のホームページかネットショップを見ていただければと思います。

5月から始まったキルトレッスンの様子

アン

アンのズームでのキルトレッスン&キルトビーはこちらからになります。(レッスンはすでに始まっておりますので、ご案内はございませんのでご了承ください。)次回のキルトビーは6月19日(土曜日)を予定しております。

http://anne-quilt.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=2696576&csid=0

 

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筆者プロフィール

藤原小百合アン
藤原小百合アン
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2010年スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)にてキルト展を開催。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。2012年7月、電子本「キルトストーリー」を発売。2012年9月、スパリゾートハワイアンズへ、フラガール・フレンドシップキルトを寄贈。2013年11月より、イオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを開始。2021年7月には誠文堂新光社より「ハワイアンキルト パターンとステッチの魅力」の増補改訂版を発売。ハワイ、日本での展示会やレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。ハワイ在住34年目。