2017年もクリスマス! ハワイアンキルトで楽しみましょう!

すでに今年も12月です。信じられますか? 年を重ねるとともに、1年が過ぎ去るのが早くなるような気がするのは私だけではないでしょうね。
今年のクリスマスはホノルルで迎えられるがとても嬉しいです。
今日は今年までに作った手作りハワイアン・クリスマス・キルトをご紹介しましょう!

アンのハワイアンキルトのクリスマスキルト

アンのハワイアンキルトのクリスマスキルト

ワイキキにショップがあった頃は、毎年のクリスマスの飾り付けがとても楽しかったです。たくさんの方々に見ていただけるのも、作り手としては嬉しいことです。クリスマスキルトを毎年作るのは本当に大変ですが、毎年1枚づつ増えていくのは、楽しみの1つになります。今年のクリスマスキルトはまだ終わっていませんが、去年までのキルトを飾るとクリスマスツリーも不要な感じですよね。。今年のキルトはクリスマスまでに終わるか?(笑)
ステンドグラスのキルトもいろいろなバリエーションを楽しんでいます。こちらの作り方は通常のハワイアンキルトとは違い、一手間余計にかかりますが、普段ハワイアンキルトでは使わない黒い生地を使えるので、ちょっと新鮮です。花や葉の色が黒地をカットしながら現れるのが、なんとも言えないスリルがあります。作ってみると楽しい作業です。

ポインセチアのステンドグラスキルト

ポインセチアのステンドグラスキルト

キャンドルのステンドグラスキルト

キャンドルのステンドグラスキルト

エンジェルを入れた3枚パネルのステンドグラスキルト

エンジェルを入れた3枚パネルのステンドグラスキルト

ベルのステンドグラスキルト

ベルのステンドグラスキルト

大きいキルトは制作に時間がかかるので、28cm角の小ぶりのクリスマスキルトは作りやすいです。ミッスルトゥは欧米ではロマンティックな伝説もあるという、アメリカでは欠かせないクリスマスの植物です。クリスマスソングには「I saw Mommy kissing Santa Claus underneath the mistletoe last night」という歌詞の可愛い歌もあります。ミッスルトゥの下ではキスしないといけないっていうことですね(笑)。ミッスルトゥは日本語ではヤドリギのようです。是非クリスマスキルトの一つに加えてみてくださいね!

伝説が色々あるミッスルトゥのキルト

伝説が色々あるミッスルトゥのキルト

小さいクリスマスキルトで、エンジェルや平和の象徴であるハト2羽のキルトも作りました。「2羽のキジバト」というのは実はクリスマスの12日間という歌からヒントを得たものです。「The twelve days of Christmas」というクリスマスソングがあります。最愛の人がくれる12日間の12プレゼントの歌ですが、結構楽しい内容の歌詞になっています。1700年代にイギリスで歌詞は書かれたそうで、かなり歴史のあるクリスマスソングですね。その2日目が「2 turtle doves」なのでそこからハト2羽をデザインしてみました。このくらいの大きさのキルトだと、家の中の小さい場所でもクリスマスコーナーが作れます。クリスマス用のポインセチア、サンタクロース、ベル、キャンディケインなどのボタンをつけて楽しむのもいいかもしれませんね。自分流のアイディアでクリスマスを楽しく演出してみましょう。

エンジェルのクリスマスキルト

エンジェルのクリスマスキルト

平和の象徴である2羽のハトのクリスマスキルト

平和の象徴である2羽のハトのクリスマスキルト

1m角のウォールハンギングは部屋に飾るには豪華な大きさです。柊では、以前60cmのタペストリーを作りましたが、そのパターンに雪のレイを加えて大きくしています。アップリケの部分の淵には金のラメ糸でチキンフットを施している途中です。チキンフットを入れていくと、手間はかかりますが、数倍も豪華になります。
ククイと赤いハイビスカスのウォールハンギングは、ハワイ州の木(ククイ)と、ハワイ州の以前の赤いハイビスカス(コキオウラ)をクッションでデザインしたものを大きくしてみました。ハイビスカスの赤とククイの緑でクリスマス感をだしてみました。

柊のウォールハンギングは雪のレイを入れています

柊のウォールハンギングは雪のレイを入れています

赤のハイビスカスと緑のククイのクリスマスキルト

赤のハイビスカスと緑のククイのクリスマスキルト

今年も1年間キルトパラダイスを読んでいただきまして、ありがとうございました! 2018年も皆様にはとりましては、素晴らしい1年になりますように。

Mele Kalikimaka & Hau’oli Makahiki Hou!

Happy New Year!

By アン

 

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筆者プロフィール

藤原小百合アン
藤原小百合アン
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2010年スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)にてキルト展を開催。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。2012年7月、電子本「キルトストーリー」を発売。2012年9月、スパリゾートハワイアンズへ、フラガール・フレンドシップキルトを寄贈。2013年11月より、イオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを開始。2021年7月には誠文堂新光社より「ハワイアンキルト パターンとステッチの魅力」の増補改訂版を発売。ハワイ、日本での展示会やレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。ハワイ在住34年目。

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