皆さんアローハ!

11月6日より、日本からの観光客の方でもコロナ感染陰性の証明を持っていれば、ハワイにての14日間の隔離が免除されるというシステムが始まりました。日本に帰ってからの隔離がまだ緩和されてないということと、コロナのPCR検査費用が高いということもあるようで、なかなか元のようには戻りませんが、どこからか始めないと前に進まないということで、素敵な一歩だと信じています。またアメリカの大統領選も一応終わり、やっと落ち着いた日々が始まったように思われます。すでに11月で感謝祭ももうすぐです。そのあとはすぐにクリスマス、そしてお正月です。動けない世の中ですが、そんな中、先日、娘たちのいるサウス・キャロライナ州に行くことができました。そこでのことをご紹介しましょう。

大西洋のビーチ

サウス・カロライナ州は、アメリカの南部の州の一つです。北はノースキャロライナ州、南はジョージア州、そして東は太平洋に面しています。イギリスから最初に独立した13州の中でも、最初に独立を宣言した植民地でした。
州都は人口最大の都市であるコロンビアです。南部なのですが、東海岸と同じ時間帯にあり、ハワイとは冬時間だと5時間の時差があります。娘たちが今年の4月にカリフォルニアからサウス・キャロライナに引っ越したので、少し遠くなりましたが、今までに行ったことがない場所なのでとても楽しみにしていました。

サウス・キャロライナ州と言っても、娘たちのいるところはお隣のジョージア州のサヴァナ(日本ではサバンナと言われることもあるみたいです)という空港からが近いのです。たくさんの川がありますが、川を挟むとすぐに隣の州になります。サヴァナの町は18世紀にイギリス、スペイン、ポルトガルの入植者により町の基盤がつくられ、3カ国の文化が交錯した独特の文化が形成されたそうです。
綿工業がさかんな場所でもあり、港湾都市としても栄えた町は歴史深い場所でもあります。サヴァナはサウス・カロライナ州チャールストンと並ぶ奴隷市場の中心地でもあったということです。現在でもハワイとは人種が違いますが、人種のるつぼであります。

スパニッシュモスといわれるエアープラントが大木にかかり。不思議な光景をあちらこちらで目にします。最初はおばけな感じかな?って思っていましたが、これに慣れてくると、見るたびに見入ってしまうのは私だけでしょうか?この風景はこの南部の町のシンボルそのものなのだと思うようになりました。スパニッシュモスはカリブ諸島からハリケーンに飛ばされてアメリカに渡来したと言われています。空気中の水分を吸収して育つエアープラントの種類で、季節によっては可愛い花も咲くそうです。私が行った時期、花は見られませんでした。

南部の見所、スパニッシュモス

大西洋のビーチではサメの歯を見つけることができます。白ではなくすでに化石化しているので、黒い歯になっています。サメの歯は、骨格を構成する軟骨よりも頑丈で、歯が化石化していない限り、時間の経過とともに崩壊するそうです。 このため、ビーチで白いサメの歯を見つけることはほとんどないそうです。サメの歯は、歯が埋まっていると保存され、 酸素や細菌による分解を防ぎます。 堆積物に埋もれたサメの歯は、周囲のミネラルを吸収し、通常の白っぽい歯の色から濃い色(通常は黒、灰色、または黄色)に変えます。 中には化石化された歯は数百万年経っているものもあるそうです。ちょっとした考古学の発掘のようですね。それを考えるとサメの歯を探すのも楽しくなります。
ハワイのビーチではなかなか見つけることができないので、サウス・キャロライナのビーチでの楽しみの一つになりました。

サメの化石化した歯

すでに色々な店が通常営業していたサウス・キャロライナ州やジョージア州ですが、マスク着用は必須でした。ハワイよりショッピングが楽しめるのがよかったです。アウトレットもたくさんあります。私の大好きなル・クルーゼのアウトレットもポツンとYamasseeという場所にあり、行ってみました。ニューヨークからフロリダに走る国道95号線の途中なので、たくさんの観光客の人もくるそうです。さすがにこの時期は空いていました。ハワイにはない(マウイ島にあるらしいですが)お店なので、行くだけでも嬉しいです。

ル・クルーゼのアウトレット

キルトショップもいくつかありました。その中でもGrannys Quilt Fabric & Moreというお店に行って来ました。バーの一部と書いてあったので、一体どんなところだろうと思っていましたが、可愛いキルトショップで安心しました。
パッチワークキルトも人種を問わず盛んのようです。サウス・キャロライナ・スターというパターンもあるようですが、もっと詳しくは次回リサーチしてから行きたいと思っています。

Grannys Quilt Fabric & Moreのお店

Grannys Quilt Fabric & Moreの店内

10月になってからはハロウィーンもあるので、パンプキン・パッチに行って来ました。一面パンプキン!小さい子がいないとこんなところなかなか行かないですよね。童心に戻り、トラクターの後ろに乗り、パンプキンをもらって来ました!アメリカ本土ならではの楽しい時間を過ごすことができました。
ハワイはロックダウンを2回もあったので、少しでも気を紛らせに本土に行けたこと幸せに思いました。
次回行くときにはサヴァナの歴史あるダウンタウンや博物館なども行ってみたいと思います。あとはシーフードも有名のようなのでこれもトライしてみようかなと思っています。

パンプキン・パッチでハロウィーン気分を満喫

アーチーはパンプキンを見つけるのに大奮闘

今年のハロウィーンはいつもと違うものになりましたが、キルトだけは新しい作品を作ることができました。
引き続き皆さんも気をつけてお過ごしください!
Stay Safe!

By アン

2020年のハロウィーンキルト

 

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筆者プロフィール

藤原小百合アン
藤原小百合アン
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2010年スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)にてキルト展を開催。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。2012年7月、電子本「キルトストーリー」を発売。2012年9月、スパリゾートハワイアンズへ、フラガール・フレンドシップキルトを寄贈。2013年11月より、イオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを開始。2021年7月には誠文堂新光社より「ハワイアンキルト パターンとステッチの魅力」の増補改訂版を発売。ハワイ、日本での展示会やレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。ハワイ在住34年目。