アローハ!

皆様お元気でお過ごしでしょうか?

今年もすでに12月です。なんと早い1年だったでしょうか。

どこにも行けず、何も前に進まない1年のようでしたが、明るい未来に前進していると信じ、来年を明るく迎えたいものですね。

今回のキルトパラダイスでは、常夏の島、ハワイならではのお話をご紹介しましょう。

ワイマナロ・カントリー・ファーム

11月にひまわりが満開の写真というのは、ハワイならではの光景だと思いませんか?

今年はコロナ禍なのであらかじめ予約を入れ、ドライブスルーのみという営業をしていました。今年のこのファームの一般公開はクローズになってしまいましたが、来年の春にはまた再オープンする予定だそうです。

このワイマナロ・カントリー・ファームは70年以上の歴史があるそうです。今回私は初めて行きました。1948年にゴールデン・メロン・ファームということで始めたそうです。今では6代目も誕生しています。当時はブロッコリー、ネギ、さつまいも、トマト、チャイニーズピーなどを作っていたそうですが、60年代から70年代はゴールデン・メロンをはじめとしたメロンやスイカを育てたそうです。ただ70年代になろうとした時に、ベトナム戦争が始まり男手が少なくなってしまい、やむを得ずコーンの栽培に切り替えたということです。そのあと2009年まではコーンの栽培が続きました。そして2010年以降はコーンとひまわりを栽培するようになり、今ではそのひまわりからのはちみつ、パンプキンパッチが有名になり、今でも家族経営が続いています。

ファームのエントランス

コオラオ山脈のすぐ下に広がるひまわり畑

 ハロウィーンの前だとパンプキンがたくさんあったようなのですが、今年は残念ながら間に合いませんでした。でもその後が残っていました。去年はサウス・キャロライナで娘たちと一緒に大きなパンプキンを見に行きました。毎年小さい子がそばにいるとこういう行事ごとは忘れずにやるのですが(笑)。。インスタグラム用のスポットです。

パンプキンパッチのインスタグラムスポット

ひまわりはどうやって常時咲いているのか、とても興味がありましたが、場所を分けて毎月ひまわりの花を絶やさないようにしていました。そうすると絶えず花が咲いている場所があるということですね。面積が広くないとこういうこともできないですし。。そしてとても面白いことを目の当たりにしました。コオラオ山脈はこのファームの北側で、海は南側です。どのひまわりもみんな海の南側を向いて咲いています。ここまでたくさんのひまわりが同じ方向に向いて咲いているってすごくないですか?一本くらいへそ曲がりがいてもいいだろうに、そんなひまわりは1本もありませんでした。植物って本当に素晴らしいですよね。そのひまわりにはたくさんの蜂が蜜を吸っていました。

ひまわり畑

すべてのひまわりが海の方向を向いて咲いています

ずいぶん前に8月のキルトとしてひまわりのデザインで作ったキルトです。

ひまわりのキルト

ファームの入場料は一人$10かかりますが、それにはレモネード1杯無料券が付いていました。一口のレモネードかと思っていましたが、フレッシュのレモンで作られたそれは美味しいレモネードで、大きさも普通のサイズでしたので得した気分になりました!ファームのお店ではファームで作ったコーンやはちみつも販売していました。もちろん買って帰りました、コーンは甘くてとっても美味しく、はちみつも美味でした。すべてドライブスルーです。ひまわりは歩いてみて回れますが、マスク着用義務ありでした。お店もドライブスルーでした。

美味しいコーンとはちみつ

ファームの中では動物を見ることもでき、小さい子供から大人まで楽しめるファームとなっています。コロナ禍でなかったらファームの楽しみ方も違うのでしょうね。一般公開は11月で一度クローズとなり、また来春にオープン予定だそうです。クローズする前は夜のひまわりツアーもあり、色々工夫されています。ポイントの場所にはQRコードが読み取れるようになり、音声でファームの説明も聞くことができます。(英語のみ)

色々リサーチをしていたら、以前はこのファームでひまわりの花の部分をグリルしてパルメザンチーズ、塩、胡椒で味付けをしたものを販売していたとか。。次回はこのひまわりの花の部分を食してみたいなと思ってしまいました。

皆様も次回のハワイ旅行ではぜひトライしてみてください。

 

2021年もキルトパラダイスを読んでいただきまして、ありがとうございました。2022年も皆様にとりまして健康で幸せな1年でありますように。

良いお年をお迎えください。

 

アン

 

ワイマナロ・カントリー・ファーム

https://www.waimanalocountryfarms.com

2022年ポケットカレンダーも絶賛発売中

http://anne-quilt.shop-pro.jp/?pid=165369609

7月に発売になった「ハワイアンキルト ―パターンとステッチの魅力」好評発売中!

 

筆者プロフィール

藤原小百合アン
藤原小百合アン
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2010年スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)にてキルト展を開催。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。2012年7月、電子本「キルトストーリー」を発売。2012年9月、スパリゾートハワイアンズへ、フラガール・フレンドシップキルトを寄贈。2013年11月より、イオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを開始。2021年7月には誠文堂新光社より「ハワイアンキルト パターンとステッチの魅力」の増補改訂版を発売。ハワイ、日本での展示会やレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。ハワイ在住34年目。

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