ずっと「ネイバー・アイランドへ行こう!」とオススメしているハワイ日和ですが、今回はカウアイ島をオススメです。以前ハワイ島とマウイ島をオススメしましたが、この2つの島に比べるとカウアイ島に行きたい、という方は少なく感じます。しかし、それは日本に限ってのことかも。実はカウアイ島はとても人気がある島なのです。
美しい海岸線と緑の多いカウアイ島は、海でのレジャーも山でのトレッキングも楽しめる島。ロマンティックな夕暮れは新婚旅行にもぴったりだし、小さなお子さんと穏やかなビーチでのんびりするのにもいい。海や山でアクティブに過ごしたい人にもオススメの、カウアイ島の魅力をご紹介しましょう。

カウアイ島に広がるタロ畑

カウアイ島に広がるタロ畑

カウアイ島はハワイ島、マウイ島、オアフ島に比べても小さな島です。主な観光スポットを一日で巡ろうと思えば、できてしまうでしょう。小さい島ですが場所によって全く違う雰囲気を持っているのが、カウアイ島の魅力の一つです。
空港がある東側の町、リフエやカパアなどには、商業地域が多く集まっています。商業地域、と言ってもそれほど大きなショッピング・モールがあるわけではありません。最近はオシャレなレストランやカフェもたくさんありますが、長く続いているローカル・レストランも多いところです。気軽に入れる比較的安価なレストランが多く、友達と大勢でゴハンを食べに行くのは、もっぱらリフエやカパア。スーパーマーケットが多い地域なので、コンドミニアムで自炊する時など、食料品を調達するのにも便利です。古い建物が多く、ノスタルジックなハワイを感じる場所でもあります。史跡や、ハワイの伝説の舞台巡りにも良い場所です。

リフエには古い建物も多い

リフエには古い建物も多い

カウアイ島の西側は、ハワイ諸島でも最果てと言っても良い場所かも。最も西にあるポリハレ・ビーチは魂が旅立つ場所、と言われています。雨が多い印象のカウアイ島ですが、西側の海岸線沿いは、だいたいいつも晴れていてとても暑い地域。赤土のオレンジ色で染まっているワイメアは、西部劇に出てきそうな雰囲気です。
ワイメアはコケエ州立公園の入口の町でもあります。ワイメア渓谷やカララウ渓谷を見渡す絶景は、カウアイ観光のハイライトになるでしょう。「ハワイでハイキングをしたい!」という方には、たくさんトレッキング・コースがあるコケエが、オススメです。麓のワイメアと違って、コケエは寒いこともあるくらいに涼しく、快適にトレッキングができます(ただ雨も多いので、雨具も忘れずに)。1、2時間で歩くことができるコースから、半日以上必要な上級コースまで、様々なトレッキング・コースには、いつも忘れられない景色が待っています。

コケエ州立公園をハイキング

コケエ州立公園をハイキング

サニー・ポイプと呼ばれるほど、お天気に恵まれたポイプは、カウアイ島を代表するリゾート地区です。カウアイ島の南にあるポイプの海岸線には、多くのホテルやコンドミニアムが並び、有名なゴルフコースもあります。ポイプは、たくさんの観光客が集まる賑やかな地域です。波の穏やかなポイプ・ビーチで泳いだり、素敵なレストランでブランチを楽しむのもいいですね。海岸沿いのトレッキングやホースライディング、ハワイの固有植物をたくさん見ることができるナショナル・トロピカル・ボタニカル・ガーデンへ行くのもおすすめです。
そのポイプのすぐ隣りにあるコロアは、プランテーション時代の面影が残る小さな町。コロアで長く続くスーパー・マーケットや小売店もあり、リゾート地域からもう少しローカルな場所に行きたい、という時に散策するのにもいい場所です。更にカラヘオやハナペペまで足を伸ばして、オールド・ハワイを探しに行きましょう。

サニー・ポイプで日光浴する海ガメ

サニー・ポイプで日光浴する海ガメ

カウアイ島の中でも雨量が多い北側は、ハワイで最も美しい場所の一つでしょう。私はカウアイ島のノース・ショアが大好きです。たくさんの美しいビーチと、世界中のハイカーが憧れるカララウ・トレイルがあるのもカウアイ島のノース・ショア。雨が多いおかげで、緑が濃く、他の地域よりも涼しい感じもします。ビーチに座って一日中、海をぼーっと眺めたり、汗をかきながら絶景のトレイルを歩いたり、早起きしてファーマーズ・マーケットに行ったり、きっとハワイの素晴らしい休日が過ごせるでしょう。
メロウな雰囲気のサーフ・タウン、ハナレイは、あまく優しい感じの町です。夕方にハナレイ桟橋から見る夕暮れは、とてもロマンチック。ここでプロポーズしているカップルを見かけたことも何度かあります。素敵な思い出を作るのにも、カウアイ島のノース・ショアはいい場所なんですね。

ロマンチックなハナレイの夕暮れ

ロマンチックなハナレイの夕暮れ

美しい緑の島、カウアイ島。たくさんの映画の舞台になった事もあり、カウアイ島を訪れる人は年々多くなっているようです。カウアイ島は、近年ちょっと混雑している感じがするのは否めません。小さな島は移動も便利ですが、渋滞には注意してください。雨が気になる方には、冬よりも夏から秋がオススメです。

カララウ渓谷はカウアイ島を代表する絶景

カララウ渓谷はカウアイ島を代表する絶景

筆者プロフィール

NOPU
NOPU
ハワイは20年来、ネイバーアイランドへのリピーター。バードウオッチと植物観察が好きで、ハワイでもトレッキングをしながら探鳥を楽しんでいる。ローカル・レストランと古い建物の探求、地元のイベントに参加することも好き。
ALOHA NOPU:http://www.alohanopu.sakura.ne.jp/

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