筆者: 近藤純夫
カワラ版のネイチャー・ガイド。本業はエッセイスト兼翻訳家だが、いまはハワイの魅力を支えている自然をもっと知ってもらうことに力を注ぐ。趣味は穴潜りと読書。ハワイ滞在中も時間をやりくりして書店通いをしている。

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野生化した鳥たち(都会編1)

ハワイが開国し、移民が行われはじめるとさまざまな鳥が連れて来られました。そのなかには観賞用だけでなく、意図的に自然に放たれたりしたものもあります。メジロのように有害指定こそされていませんが、在来の鳥に悪影響を与えるため、 […]

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コーヒー・フェスティバル

ハワイではコーヒー産業が盛んで、多くの島にコーヒー農園があります。なかでもハワイ島のコナ地区は最古の歴史を誇り、最多の農園が経営を続けています。いまや世界中に名の知れたコナ・コーヒーですが、毎年秋にコナ・コーヒー・カルチ […]

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入れ墨の文化2(デザイン編)

入れ墨の起源と意味 前回は入れ墨の誕生について神話と歴史の両面からお伝えしました。入れ墨の起源については多くの口承伝承(モオレロ)がありますが、フラやチャントと同じく、神から与えられたものであるとともに神に捧げるものであ […]

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入れ墨の文化(神話編1)

ハワイ語でカーカウと呼ばれる入れ墨の文化はポリネシアの島々に広く根づいてきました。ポリネシアにおける入れ墨の起源は2000年以上前にタヒチで発生したとされます。タトゥーという言葉の起源は、タヒチの島々に伝わるタタウです。 […]

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パンチボウルの歴史

 クレーターの出現 アラ・モアナ・センターとアロハ・タワーを底辺とした正三角形を描くと、その頂点辺りにあるのがパンチボウルと呼ばれる大きな火山です。初めてホノルルを訪れたときにダイヤモンドヘッドと間違えた経験のある人もい […]

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ホノルル空港の歴史

太平洋の一大拠点であるホノルル空港はどのような時代を経て今日に至るのでしょう。今回はその歴史を辿ります。 今日の空港エリアは、その多くが埋め立て地です。古くから存在していた土地は王家の所有でした。周辺にはレレパウア、カイ […]

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コキオ・ケオ・ケオ

ハワイの州花は黄色のハイビスカスです。名前をマオ・ハウ・ヘレと言い、ハワイ固有の花として知られます*。この州花は2番目に制定されたもので、最初の州花はハワイ語をコキオ・ウラ(赤いハイビスカス)と呼ばれるハイビスカスです。 […]

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ラハイナの復興

カメハメハ1世がハワイ諸島を制覇するとラハイナは首都となりました。町は政治や行政ばかりでなく、アメリカの捕鯨船寄港地としても大きく栄えました。町の中心地区にはさまざまな歴史的建造物がありました。なかでも巨大に枝を広げるバ […]

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変貌をつづけるハレマウマウ

太平洋に広く散りばめられたポリネシアの島々のなかで、唯一火山の噴火活動がつづくハレマウマウ・クレーターについて神話を交えながらお伝えします。 ハワイ島にはいまも噴火活動をつづける火山が3つあります。ひとつはカイルア・コナ […]

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ハワイ諸島の誕生と神々1

世界を創造する ハワイという世界がどのように誕生したのか。それはハワイ王朝が代々の王によって引き継がれてきたとされる『クムリポ』という伝承に語られています。クムリポでは、世界の始まりを次のように記しています。「ポー(闇) […]

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