2023年はじめのハワイ日和です。今年もよろしくお願いします。さて、今年は卯年。今までオアフ島にしか行った事がない人も、そもそもハワイに行った事がない人も、ぴょーん、と思い切ってハワイのネイバーアイランドへ行ってみませんか。というわけで、新年はじめのハワイ日和は、ハワイ島、マウイ島、カウアイ島をざっくりご紹介します。新春ですので、いつもより写真多めです。

ハワイ島

ハワイのオアフ島以外の島々の中で、日本人旅行者が一番多く訪れるのはハワイ島だそうです。日本からハワイへの直行便が運行しているのは、オアフ島以外ではハワイ島だけ、というのが理由の一つでしょう。ハワイ島はハワイ諸島で最大の島です。ハワイ諸島の主要な8島のうち、ハワイ島以外の7つの島の面積を合わせても、ハワイ島の面積の6割くらいにしかなりません。そういうわけで、ハワイ島で観光すると移動時間がけっこうかかります。ハワイ島は時間にゆとりを持った、のんびり滞在がオススメです。マウイ島やカウアイ島も、のんびり滞在がオススメなんですけれどね。

ハワイ島ヒロのダウンタウン

ハワイ島ヒロのダウンタウン

ハワイ州第二の都市ヒロ。緑に囲まれたヒロは、日系人の文化が色濃く残る町の一つです。パステルカラーの建物が並ぶダウンタウンを散歩していると、なんだかなつかしい気持ちになります。晴れた朝には、ヒロ湾ごしにマウナケアもきれいです。

ハワイ火山国立公園内にあるプウ・ロア・ペトログリフ

ハワイ火山国立公園内にあるプウ・ロア・ペトログリフ

カメハメハ大王生誕の地でもあるハワイ島では、たくさんの遺跡を見ることができます。大地に描かれたペトログリフは、文字を持たなかったハワイアンが残したメッセージ。ハワイ島は、いにしえのハワイを感じる島でもあります。

10年ほど前に、カラパナ付近で見た溶岩。この時は、溶岩の大流出を偶然見ることができました

10年ほど前に、カラパナ付近で見た溶岩。この時は、溶岩の大流出を偶然見ることができました

ハワイ島といえば火山。昨年末、38年ぶりにマウナロアが噴火しましたが、多くの人が「ドロドロ流れる赤い溶岩が見たい!」と思ってハワイ島を訪れるでしょう。でも、赤いドロドロ溶岩が見られるかは運次第。キラウエア火山も活動が活発になってきたようなので、今年はチャンスなのかな?

マウイ島

ハワイ島に日本からの直行便が就航する以前は、ハワイで離島に行くと言えば、マウイ島だったように思います。今でも、オアフ島以外で観光客の訪問が一番多いのは、マウイ島です。リゾート開発が早くから行われているマウイ島は、ホテルやコンドミニアムも洗練されている感じがします。ハワイ島ほど大きくなく、カウアイ島ほど小さくないので、マウイ島はちょうど良い大きさなのかもしれませんね。マウイ島では、滞在している宿からどこへ行くのも、それほど大変な感じはしません(ハナはちょっと大変かも)。スーパーマーケットやレストランの数も多く、様々な意味で便利のよい島です。

マウイ島ラハイナのフロント・ストリート

マウイ島ラハイナのフロント・ストリート

マウイ島観光の中心地ラハイナ。かつてハワイの首都でもあり、捕鯨基地としても栄えたラハイナは、今でもレストランや様々なショップが軒を連ね、たくさんの人が集まっています。日中の暑い日差しを避けて、夕方に散策するのがオススメです。何しろ「ラハイナ」の意味は「過酷な太陽」なんですから。

ホノルア湾ごしに西マウイを眺める

ホノルア湾ごしに西マウイを眺める

マウイ島の西海岸は、ホテルやコンドミニアムが集まるリゾート地区です。シュノーケルを楽しんだり、日光浴したり、ビーチで一日ごろごろするのにぴったりですね。冬にはクジラを岸からでも見ることができます。

ハレアカラ山を登る途中で虹をみつける

ハレアカラ山を登る途中で虹をみつける

ハレアカラ山は、マウイ島観光のハイライトでしょう。日の出を見に行くのが大人気ですが、とても混み合う上、早朝に国立公園へ入場するには予約が必要です。ちょっと遅い時間に行けば、道も空いているし、西マウイにかかる虹を見ることができるかも。

カウアイ島

ハイキング・トレイルも多く、シュノーケルにぴったりのビーチもたくさんあるカウアイ島は、アウトドア好きな人にもオススメの島です。カウアイ島は、今回ご紹介した3島のなかでは、日本人旅行者が一番少ない島。とはいえ、近年カウアイ島は欧米の観光客に大人気です。人気の理由の一因は、カウアイ島で多くの映画が撮影されていることかもしれません。緑深いカウアイ島は、青い海とのコントラストも映えて、映画のロケーションにはぴったりなのでしょう。おかげで小さなカウアイ島は、ちょっと混雑している感じがします。

コケエ州立公園のプウオキラ展望台から見たカララウ渓谷

コケエ州立公園のプウオキラ展望台から見たカララウ渓谷

カウアイ島の西、コケエは深い山の中にあります。深い峡谷を見下ろす、数々の絶景ポイントの中、一番はやはりカララウ渓谷を臨む景色でしょう。でも雲に遮られて、この絶景が見えないこともしばしば。とてもいいお天気でも、なぜか渓谷にだけ雲がかかっていたりします。

ハナレイに広がるタロ畑

ハナレイに広がるタロ畑

ハナレイは、カウアイ島の北にある小さな町です。ハナレイ湾に浮かぶ桟橋も好きな場所ですが、タロ畑が広がる山側も素晴らしい。野生保護区になっているハナレイ川流域やタロ畑では、絶滅が危惧されるハワイ固有の水鳥をよく見かけます。

波の静かなアニニ・ビーチ

波の静かなアニニ・ビーチ

カウアイ島は遠浅のビーチが多く、それほど泳げなくてもシュノーケルを楽しむことができます。小さなお子さんも楽しめるでしょう。しかもビーチに木陰が多い。写真のアニニ・ビーチは、海に木の影が映るほどギリギリまで木陰があります。

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筆者プロフィール

NOPU
NOPU
ハワイは20年来、ネイバーアイランドへのリピーター。バードウオッチと植物観察が好きで、ハワイでもトレッキングをしながら探鳥を楽しんでいる。ローカル・レストランと古い建物の探求、地元のイベントに参加することも好き。
ALOHA NOPU:http://www.alohanopu.sakura.ne.jp/