毎年増やしていくクリスマスキルト

すでに11月も半ば、アメリカではサンクスギビングの季節です。そのあとは本格的なクリスマスシーズン。キルトでハワイアングッズの手作りをするには、やはり今から始めるのが大切です。手作り100%のハワイアンキルトでは、やはり時間がかかってしまいますからね。

今日はこれからでも間に合う素敵なクリスマスキルトをご紹介しましょう!

ポインセチアのフレームキルト

 

シャドーキルトはオーガンジーを上に置いて、アップリケをしたように見せることができるキルトのことを言います。アップリケの段階をカットした、少し簡単なキルトに思えますが、きちんと作るにはやはり手間がかかります。

クリスマスツリーにはキラキラ光るマルチカラーのラメ糸を使い、クリスマスを演出します。アップリケをしない分、クリスマスツリーのすぐ外側をラメ糸でキルト芯と裏地をキルティングします。そしてその周りも同じ糸でエコーイングキルト。最後には大きさの違う2つのサイズの色とりどりのビーズで飾ります。ヒイラギのシャドーキルトは赤のキルト糸でキルティングをします。中心は黄色でベリーを表します。どちらも簡単なキルトですが、お部屋の中は素敵なクリスマスのデコレーションになります。

クリスマスツリーのシャドーキルト

ヒイラギのシャドーキルト

 

ポインセチアはクリスマスキルトには欠かせない植物の一つです。このデザインでポットホルダーやティーマットを作成してみました。色はもちろん、クリスマスカラーの赤と緑です。フレームに入れたり、バイアスを付けたり、工夫をして素敵なクリスマスのデコレーションの一部にしてみるのはいかがでしょうか?

ポインセチアのポットホルダー

ポインセチアのティーマット

 

トナカイの小さいタペストリーは少し珍しいデザインです。ハワイアンキルトでは4本足の動物のデザインはあまり使いませんが、クリスマスのデザインでは一度トライしてみたかったです。ハワイアンキルトは100%手作りの為、作業中に作り手であるキルターのマナがそのキルトに宿ると言われています。動物のデザインだと、そのマナで動物がキルトから脱出し、遊び回ってしまうとう言い伝えがあります。このトナカイがクリスマスイブには空を飛び、サンタクロースのお手伝いに出かけるかと思うと、ちょっとワクワクしますね。

トナカイのミニタペストリー

 

今までクリスマスキルトを毎年1枚づつ作り続け、すでに20年以上。20作品以上のキルトを毎年飾っています。一つ一つに思い出があるクリスマスキルトをこれからもずっと作り続けていきたいと思っています。今年もあと1ヶ月ありますので、皆様もぜひクリスマスキルトにチャレンジしてみてくださいね!

 

手作りのクリスマスリース

 

By アン

 

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筆者プロフィール

藤原小百合アン
藤原小百合アン
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2010年スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)にてキルト展を開催。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。2012年7月、電子本「キルトストーリー」を発売。2012年9月、スパリゾートハワイアンズへ、フラガール・フレンドシップキルトを寄贈。2013年11月より、イオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを開始。2021年7月には誠文堂新光社より「ハワイアンキルト パターンとステッチの魅力」の増補改訂版を発売。ハワイ、日本での展示会やレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。ハワイ在住34年目。