2月に横浜みなとみらいのギャラリーにて、ハワイアンキルト展開催!

2月15日〜19日の5日間、横浜みなとみらいの大きなギャラリーにて、アンのハワイアンキルト、第一回伝統的なハワイアンキルト展を開催させていただきました。作品数は150にも及び、私のデザインで、生徒さんが作ってくださった大作が並び、圧巻でした。ハワイアンキルトを始めて20数年経ちますが、このような大きな会場で、大きな作品から小さい作品までを一度に発表したのは、今回が初めてになります。ギャラリーの場所が、みなとみらいの中心とあり、通りすがりの方々も、立ち寄って下さいました。ハワイアンキルトを初めて見た方も多く、日本の方々に伝統的なハワイアンキルトを直に見ていただく機会を持てたこと、とても嬉しく思います。

横浜みなとみらいでのキルト展

横浜みなとみらい、大きな会場でのキルト展

横浜みなとみらいでのキルト展

キルト展のポスター

20年前に初めて自分のデザインを描いてから、最近までのデザインを一気に眺めることができたのは感動的でした。これだけ多くの作品を自分の力だけでは作れませんが、一つ一つのデザインに込めた思いを、生徒さんがそれぞれに表現し、素晴らしい作品を作り、それを贅沢にも目の辺りに出来たこと。ハワイアンキルトを伝承し、続けてこれたこと、ハワイアンから学んだ一つ一つの伝統を、日本の皆さんとシェアし、後の世に繋げていることを実感し感激しました。ここまで皆さんのサポートを受け、日本の地でハワイアンキルトを発表出来ることは本当に素晴らしい事で、皆さんのハワイアンキルトにかける情熱をひしひしと感じ受けることができました。私がこんなに感動した作品ですから、キルト展を見に来られたお客様にもその感動が伝えられたのではないかと思っています。作り手の何万針、何百時間ものマナがすべてのキルトに込められています。会場のエネルギーもマックスに達していたのではないかと思います。

すべての角度からのギャラリーAでのキルト展の様子

ギャラリーAでのキルト展の様子1

すべての角度からのギャラリーAでのキルト展の様子

ギャラリーAでのキルト展の様子2

すべての角度からのギャラリーAでのキルト展の様子

ギャラリーAでのキルト展の様子3

すべての角度からのギャラリーAでのキルト展の様子

ギャラリーAでのキルト展の様子4

すべての角度からのギャラリーAでのキルト展の様子

ギャラリーAでのキルト展の様子5

すべての角度からのギャラリーAでのキルト展の様子

ギャラリーAでのキルト展の様子6

キルト展を計画していたはじめの頃はギャラリーAのみでの開催ということでしたが、皆さんの作品がたくさんありましたので、ギャラリーBも使うことになりました。奥まっているギャラリーですが、雰囲気がありとても素敵でした。そこには8島の花のデザインのキルトやサンプラーズ、実際のベッドに展示したベッドカバー、クリスマスのキルト、小物などを展示させていただきました。8島のキルトは、一番新しい作品で、ぎりぎりに完成されたものもありました。8島の花の説明などもわかりやすくパネルにしました。ハワイの伝統文化であるキルトは、自然と密接な関係があり、キルトとともに、理解していただきたかったです。

ギャラリーBの8島のキルト

ギャラリーBの8島のキルト

ギャラリーBの8島のキルト

ギャラリーBのキルト

ギャラリーBの8島のキルト

ギャラリーBの8島のキルト

ギャラリーBに展示していた3枚の大きなベッドカバーは私のデザインではなく、ハワイに昔から伝えられた伝統的なデザインで作られたキルト作品です。オアフ島やハワイ島では、図書館で昔からのハワイアンキルトのパターンが保存され、現代の私達が使うことを許されています。その中の貴重なパターンを使い、生徒さん達が完成させて下さったキルトは、ハワイアンのマナを多く感じられるデザインになっています。そして写真の一番右は、以前にもお伝えした、ポアカラニキルトのジョン・セラオさんが私の為だけにデザインしてくださったフラに使われる楽器のキルトです。ハワイアンのマナがたくさん込められたキルトは私達にとっても特別なものです。

左から3枚はマカハの図書館でトレースさせていただいた貴重なデザインで作られたキルトです。そして一番右は、ジョン・セラオさんのデザインの私だけの特別なキルトです(3 Quilts designs are from left were from Waianae Library and right quilt was designed by John Serrao by Poakalani Quilt)

左から3枚はマカハの図書館でトレースさせていただいた貴重なデザインで作られたキルト。一番右は、ジョン・セラオさんデザインの私だけの特別なキルトです(3 Quilts designs are from left are from Waianae Library and right quilt was designed by John Serrao, Poakalani Quilt)

ギャラリーAからギャラリーBへ行く細い小道には、ウォールハンギングとベビーキルトを展示しました。ベビーキルトの中にはお子さんやお孫さんへの特別なキルトもあります。ウォールハンギングはキルターとして中級になった証です。クッションの制作3個から始め、ウォールハンギング、ベビーキルト製作3枚経て、キルターの夢である大作、ベッドカバーを作成します。皆さんはこの段階を踏み、大きな作品を作られているので、大作への思いは特別です。2013年の3月15日に亡くなった、私の姉であり、大親友であった井上広代さんのキルトとパネルも飾らせていただきました。私達の中には一生生き続けている広代さんも同じ会場にいてくれたのかと思うと、心が熱くなりました。

AギャラリーからBギャラリーへはベビーキルトとウォールハンギングを展示しました

ギャラリーAからギャラリーBへはベビーキルトとウォールハンギングを展示

AギャラリーからBギャラリーへはベビーキルトとウォールハンギングを展示しました

ギャラリーAからギャラリーBはキルトをぎっしり展示

AギャラリーからBギャラリーへはベビーキルトとウォールハンギングを展示しました

ギャラリーAからギャラリーBのキルト

広代さんのキルトとパネルの前では、多くの方々が立ち止まり、広代さんの思い出に浸っていました

広代さんのキルトとパネルの前では、多くの方々が立ち止まり、広代さんの思い出に浸っていました

ギャラリーAの壁には60cm角のタペストリー、ベビーキルト、そして還暦のお祝いにキルター仲間で作成し寄贈したフレンドシップキルトであるももちゃんキルトも展示しました。キルターが集まり一緒にちくちくするフレンドシップキルトは素敵ですね。

60cm角のタペストリー

60cm角のタペストリー

ロケラニローズのベビーキルト

ロケラニローズのベビーキルト

フレンドシップキルトのももちゃんキルト

フレンドシップキルトのももちゃんキルト

キルト展の前日、キルト展の5日間、そして撤収と貴重な時間を使ってキルト展をささえてくださった生徒さん達との写真はとても記念になりました。このような大きなキルト展は前準備に時間がかかります。毎年は開催できませんので、一旦5年後という目標を作り、これからまた皆さんと一緒にちくちくできればと思っております。今後ともアンのハワイアンキルト、どうぞよろしくお願いいたします。お手伝い、サポート、出展してくださった方々、本当にありがとうございました。これからもハワイの素晴らしいハワイアンキルトをご紹介できるよう、より一層頑張りたいと思います!

ボランティしてくださった皆様と

ボランティアしてくださった皆様と

ボランティしてくださった皆様と

ボランティアしてくださった皆様と

ボランティしてくださった皆様と

ボランティアしてくださった皆様と

最後に私の作品は展示場の外に向けて展示させていただきました。(右の一枚はスタッフと作成したサンプラーズキルト)
たくさんの方々のご来場、本当にありがとうございました。

みなとみらいギャラリーの外に向けて展示したキルト

横浜みなとみらいギャラリーの外に向けて展示したキルト

By アン
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筆者プロフィール

藤原小百合アン
藤原小百合アン
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2010年スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)にてキルト展を開催。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。2012年7月、電子本「キルトストーリー」を発売。2012年9月、スパリゾートハワイアンズへ、フラガール・フレンドシップキルトを寄贈。2013年11月より、イオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを開始。2021年7月には誠文堂新光社より「ハワイアンキルト パターンとステッチの魅力」の増補改訂版を発売。ハワイ、日本での展示会やレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。ハワイ在住34年目。