アローハ!

暑い中、皆様お元気ですか?

各地で災害も出ていると思いますが、安全第一で皆様も気をつけてお過ごしください。

日本では久しぶりのハワイフェアが各地で開催されていますね。でもやっぱり実際にハワイに来られたら、もっともっと素敵な体験ができると思います! ハワイでお待ちしておりますね。

さて、3年前にカリフォルニアからサウス・キャロライナに引っ越した娘家族がまたまた、カリフォルニアに戻って来ました。そこで先日、久しぶりに娘たちに会いに行って来ました。前にも少しお話ししたかと思っていたのですが、ロサンジェルスの空港より車で3時間近くもかかる場所に住んでいるのですが、その途中パーム・スプリングスという有名な観光地の近くを通って行きます。ちょうどその周りは強風が吹くところで有名で、何百もの風力発電用の風車が立っています。何かの映画のワンシーンに出てくるような風景です。アメリカ全土の風力発電の中でもトップ3に入るとか。。とても不思議な空間です。ちなみにパーム・スプリングスは砂漠地にある観光地なのですが、今回はすでに昼間は44度(摂氏)にもなります。湿度はないのですが、さすが砂漠の暑さは半端ないです。

大きな風車がたくさん立ち並びます

大きな風車がたくさん立ち並びます

その風車を見ながらずっと山の方へ入っていくとヤッカ・バレー、そして引き続きジョシュア・ツリーを通ります。ジョシュア・ツリーは国立公園の一部です。ロスアンジェルスの東約220キロメートルに位置していて、面積は3,196平方キロメートルもある大きな国立公園になります。ジョシュア・ツリーというのは樹齢150年以上、高さ12メートルまで大きくなることもあるユッカの中でも一番背の高い木になります。このジョシュア・ツリーはモハーベ砂漠だけということになります。ジョシュア・ツリー国立公園ではモハーベ砂漠とコロラド砂漠という生態系が全く異なる2つの砂漠が存在します。夏は40度度以上になり、危険な暑さであるため、トレッキングは大変だと思いますが、秋や冬の時期には一度トレッキングもしてみたいと思います。岩だらけの山々や色々な形の岩などや珍しい植物などを観察してみたいと思いました。ゴールドラッシュ時代は金鉱も盛んだった場所であり、今でも使われてない坑道が存在し、歴史を感じられる場所もあるようです。また、1880年代の西部劇の街並みも残っており、昔は西部劇の映画も多数撮られたという場所のようです。いつもは通り道に過ぎない場所でしたが、色々と歴史のある場所だったことを知りました。

特徴のあるジョシュア・ツアー。遠くにはビッグベアーという言われるスキーで有名な山も見ることができます

特徴のあるジョシュア・ツアー。遠くにはビッグベアーという言われるスキーで有名な山も見ることができます

ジョシュア・ツリー国立公園

ジョシュア・ツリー国立公園

6年ほど前にこの近くにはキルトショップがありました。すでに閉店してしまったようで見つけることはできませんでしたが、購入したパッチワークのパターンはサボテン、サソリ、ヘビなどなど、砂漠やこの地域で見られる植物や動物を描いたもので、とてもユニークだと思い購入しています。それからこのパターンを使ってキルトは作っていませんが、旅先のキルトショップではその土地ならではのパターンを購入しています。このキルトショップがなくなってしまったのはとても残念です。

6年ほど前に購入したこの土地ならではのキルトパターン

6年ほど前に購入したこの土地ならではのキルトパターン

他にもこの土地のパターンも写真に収めていました

他にもこの土地のパターンも写真に収めていました

ジョシュア・ツリーと聞くとロックの大好きな方はU2の「ザ・ジョシュア・ツリー」というアルバムを思い出しませんか?こちらは1987年の3月にリリースされた80年代のアルバムですが、どうしてBonoがこの土地を選んだかとても興味がありました。砂漠が神秘的ということ、アメリカの砂漠ということ、幻覚が見えるという場所ということ、スピリチュアルな場所ということなど、色々な要素を取り入れて、アルバムにこの名前を付けたと書いてありました。アルバムは発売48時間後にはプラチナを達成したと言われています。まさかここに来て、このアルバムの場所を何回も行ったり来たりするようになるとは思っていませんでした。80年代のロックが好きな人じゃないとわからない内容なのですがね。。

今回はハワイの記事ではなかったのですが、あまりにも広大な砂漠を見て、アメリカの広さをひしひしと感じたのでご紹介しようと思いました。

実は5月の初めに左の肩を手術しました。事故でも病気でもないのですが、今までの負担が祟ったのか、腱が切れていました。完治には4ヶ月から6ヶ月かかると言われていますが、2ヶ月経った今でもリハビリは続けています。重い荷物を持つことができないので、今年の夏の日本のハワイフェアには参加できませんでしたが、来年には完治できるようがんばります。

キルトも両手を使いますので、なかなか思うようにはできませんでしたが少しづつ始めていきたいと思います。

アン

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筆者プロフィール

藤原小百合アン
藤原小百合アン
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2010年スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)にてキルト展を開催。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。2012年7月、電子本「キルトストーリー」を発売。2012年9月、スパリゾートハワイアンズへ、フラガール・フレンドシップキルトを寄贈。2013年11月より、イオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを開始。2021年7月には誠文堂新光社より「ハワイアンキルト パターンとステッチの魅力」の増補改訂版を発売。ハワイ、日本での展示会やレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。ハワイ在住34年目。