ハワイ諸島に張り巡らされた無数の道路のなかには海岸を縫ったり、高山を貫くなど、さまざまな景観が楽しめるルートがあります。今回はツリートンネルに的を絞り、その魅力をお伝えします。

カウアイ島

コーロアの町からポイプーの町へ何かするマルヒア・ロードには全長2kmに及ぶユーカリの巨木が織りなすツリートンネルがあります。ハワイ諸島ではラバ・ツリートンネルと並び、もっともよく知られます。これらのユーカリの木は1911年に500本が移植されたという記録があります。ユーカリの並木は周囲の畑の防風林の役割を果たしていますが、1992年のハリケーンで多くがなぎ倒されました。その後迅速に修復が進み、今日ではかつてと同じ光景が再現されました。

マルヒア・ロード

マルヒア・ロード

島内にはこの他にもピヘア・トレイルにあるオーラパのツリートンネルや、コケエ州立公園内にコアの木のツリートンネル、そしてプリンスビルの近くにアルビジアのツリートンネルなどが見られます。

ピヘア・トレイル

ピヘア・トレイル

オアフ島

もっともポピュラーなのはカパフルのモンサラット・アベニューでしょうか。バニヤンツリーの並木やところどころにシャワーツリー、ホウオウボクなどが見られます。周辺にはカピオラニ公園、ホノルル動物園、カピオラニ・ガーデン、クイーンズ・ビーチなどがあります。

カパフル

カパフル

この他にもヌウアヌ渓谷に近いオールド・パリ・ロードや、北海岸のカフク近くにはマレエカハナのハウのツリートンネルが良く知られています。

ハワイ島

ヒロから南下し、パホアの先にあるパホア・ビレッジ・ロード(132号線)を溶岩樹型公園まで進むとアルビジアの巨木が並ぶツリートンネルが出現します。この一帯はキラウエアで火山噴火があると溶岩が押し寄せる地域でもあり、溶岩樹型公園以外にもそこかしこで溶岩の痕跡を見ることができます。

パホア

パホア

ヒロを北上し、オノメアの集落に入ると、ナショナル・トロピカル・ボタニカル・ガーデン近くにも巨木に覆われたツリートンネルがあります。春から夏にかけてグァバやパッションフルーツなどが見られる果樹の森でもあり、完熟期には甘い香りを漂わせます。

オノメア

オノメア

この他には、マウナ・ロア・ロードに何カ所も現れるツリートンネルや、溶岩樹型公園の先からポホイキの手前まで長く続くツリートンネルもあります。

マウイ島

西マウイの入口に位置するオロワルにはモンキーポッドのツリートンネルがあります。小さな商店街の背後に続く道を辿ると岩に刻まれたペトログリフがあり、伝統文化時代のハワイ社会をかいま見ることができます。道の反対側に広がる海はサーファーたちのメッカとして知られます。

オロワル

オロワル

南海岸のオヘオ渓谷に近いピピワイ・トレイルには真竹のツリートンネルがあります。これらの竹は日本人がマウイ島に入植した際に持ち込んだものですが、繁殖力がとても強く、在来の植物を駆逐するという問題を抱えています。

ピピワイ

ピピワイ

マウイではこの他にプウネネの砂糖工場近くや、東端のハナにも小規模ながら美しいツリートンネルがあります。

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