2022年最初のハワイ日和です。今年もよろしくお願いします。さて、今年は寅年、と言う事で、ハワイにいる虎をご紹介します。昨年に続き干支シリーズですが、ご容赦くださいませ。

ヒロ郊外にあるパナエワ動物園

ヒロ郊外にあるパナエワ動物園

ハワイの虎、それはパナエワ・レインフォレスト動物園(以下、パナエワ動物園)にいます(ホノルル動物園にもいるそう)。パナエワ動物園は、ハワイ島ヒロ郊外にある動物園です。ヒロ湾に面した、オネカハカハ・ビーチパーク近くにあった小さな動物園が、パナエワに移転したのは1978年のこと。ヒロ市内にあった頃も、動物園は地元の子供達に大人気であったそうです。現在のパナエワ動物園は、ヒロの中心地から南に10kmほどの場所にあります。パナエワ動物園へ行くには、ボルケーノへと続くハイウェイ、11号線から外れて、どんどん森の中へとドライブしましょう。辺りは、すっかり熱帯雨林です。何しろパナエワ・『レインフォレスト(熱帯雨林)』動物園ですからね。なんでも『アメリカ合衆国で唯一、熱帯雨林の中にある動物園』だそうです。「本当に、この先に動物園があるのかな?」と不安になってきた頃に、パナエワ動物園の入り口が見えてきます。

在りし日のナマステ

在りし日のナマステ

実は、パナエワ動物園については、だいぶ以前にご紹介したことがありました。もう15年も前のことなので、その頃とは事情が少し変わっています。当時、パナエワ動物園の大人気だったのは、ホワイト・タイガーのナマステでした。なにしろホノルル動物園にさえ、ホワイト・タイガーはいません。ハワイで唯一のホワイト・タイガーだったナマステは、ラスベガスで人気のマジシャンがパナエワ動物園に贈った、オスのホワイト・タイガーでした。マジシャンは「ショーに出すには、ちょっと不向きな性格」という事でナマステを寄贈した、と聞いたことがあります。私がナマステを初めて見た時、彼はやる気なさげにグンニャリしていましたが、校外学習らしき子供たちが大勢やってくると、急に「オレは虎だぜ!」という感じに、シャッキリとポーズをとっているように見えました。なんだか、かわいい虎だなあ、と思ったことを覚えています。

二代目ホワイト・タイガーのザジキ

二代目ホワイト・タイガーのザジキ

そのナマステが、突然、虎の天国へと旅立ってしまったのは、2014年1月のことです。人気者のナマステの死は、パナエワ動物園にとって悲しみだけではなく、大きな穴を空けてしまったようです。そこでパナエワ動物園は、2016年3月にオレゴン州のグレート・キャッツ・ワールドパークから、ナマステの代わりとなる2頭の虎を迎えることになりました。1頭はオスのホワイト・タイガーで、名前はザジキ(Tzatziki)、もう1頭はメスのベンガルトラで、名前はスリラチャ(Sriracha)です。ザジキとスリラチャ。私の日本語表記が適当か、ちょっと不安ですが、ザジキは白いヨーグルトソース、スリラチャは赤い唐辛子ソースの事で、2頭が生まれたワールドパークで付けられた名前だそうです。パナエワ動物園にやって来た時、ザジキとスリラチャは、まだ1歳になっていませんでした。当時の写真を探すと、まだまだ子虎な感じの、かわいい2頭が見つかります。うーん、何故この頃にパナエワ動物園へ行かなかったのだろう。

熱帯植物に囲まれた園内

熱帯植物に囲まれた園内

と言うわけで、遅まきながら2019年にパナエワ動物園へ行って来ました。パナエワ動物園は、入場無料。運営費はハワイ島の公費だけではなく、寄付金によっても賄われているそうで、動物たちの里親になって寄付することもできます。虎たちのパパやママになるチャンスですね。園内は、熱帯の植物がたくさん植えられ、お散歩するのもいい感じです。ランやジンジャー、ヘリコニアなど色とりどりの花々を楽しむことができます。毎年春に、動物園主催の植物の販売会が行われ、毎回盛況との事なので、近所だったらぜひ行ってみたいなあ。園内の動物は、ミニチュアホース、オナガザルやキツネザルなどのお猿さんたち、オウムやエミュ、クジャクなどの鳥類、ヘビ、イグアナなどの爬虫類、とどちらかと言えばと地味な感じの動物が多い印象です。ハワイでは狩猟対象になっている野生ブタや、保護されたイオ(ハワイ固有種のタカ)やプエオ(ハワイ固有種のフクロウ)などもいます。ハワイ州の鳥、ネネもいますので、ネネが見たい!という方には、確実に見ることができる場所です。

動物園の野生ブタ。イノシシみたいですね

動物園の野生ブタ。イノシシみたいですね

さて、ザジキとスリラチャは、かつてナマステが住んでいた虎舎にいます。パナエワ動物園の虎舎は、堀と高い柵で囲まれた、かなり広いエリアです。私が訪れた時、2頭は虎舎の中を駆け回って遊んでいました。当時、2頭は3歳くらいだったと思いますが、まだまだ子猫・・じゃなくて子虎のようにじゃれあっていて、とてもカワイイ。実は2頭はイトコ同士の関係にあるそうです。ホワイト・タイガーは、ベンガルトラの白変種で、氷河期時代の名残りが現れた個体です。私が見たときは、ザジキがスリラチャを追いかけ回していて、スリラチャはちょっと迷惑そうにしていましたが、2頭はとても仲良しだそうです。パナエワ動物園では、2頭の誕生日である6月か7月にタイガー・ファン・デーというイベントも催しています。虎たちは、パナエワ動物園のスターなんですね。私も2頭に会いに、またハワイ島に行きタイガー。

元気に走り回るザジキとスリラチャ

元気に走り回るザジキとスリラチャ

Follow me!