KAKAAKO DINING & CAFE

横浜を訪れると、特に暖かい季節は、ハワイにいるような気分になるのはそう難しいことではありません。そしてこのエリアには、ハワイをテーマにしたレストランやショップが多くあります。もしかすると日本中で一番多いのではないでしょうか。海に近いという場所柄が、横浜とハワイを完璧な姉妹都市にしている何かがあるんでしょう。でも皮肉なことに、この二つの都市は正式には姉妹都市ではありません。

場所
カカアコダイニング＆カフェ（ここではＫＤＣと呼びます）とカメハメハベーカリーヨコハマは、横浜のみなとみらい地区に新しくオープンしたMARINE & WALK YOKOHAMA（マリンアンドウォークヨコハマ）にあり、ハワイアン料理の一番新しいレストランです。２０１６年３月４日にオープンしたＫＤＣは、コンテンポラリーなハワイの装飾が施された素晴らしいインテリアで、スタッフもハワイアンウェアを着用しています。広々としたダイニングエリアにはテーブル席とソファ席があり、オープンキッチンとベーカリー、そしてバーがあります。居心地のいいスペースで、全席禁煙！　すばらしい！

サービスと厨房
オープンして１か月。若いスタッフ達は明らかに、まだ自分たちがやるべきことを覚えているところでした。でも注文をしてからは、すぐに料理が出されました。スタッフは全員が気持ちよく接客をし、時間が経つにつれて諸々がもっとスムーズに進められるようになると思います。キッチンは清潔で新しく、オープンキッチンで客の目が届くということもあって、料理人たちはプロらしく仕事をしていました。３人の日本人のパン職人たちが働き蜂のようにきびきびと仕事をしているのを見て、とてもすばらしいと感じました。

それではなぜ僕がここに来たのか、本来の目的に戻りましょう。

料理
ホームページに掲載されている写真からわかるように、盛り付けは茶色・緑・白という典型的な日本のハンバーグの盛り付けで、ハワイアンらしくするために紫色の蘭が添えられています。ライスは１スクープではなく２スクープ・・・これはうれしい驚きです。これは日本人には充分過ぎる量のようなので、いつまで２スクープ提供するのか・・・。グレイビーソースは非常に良いです。牛肉をベースにしていて、バターが感じられました。バターが卵からなのかパテからなのか、いずれにしてもいい風味を加えていて、ちょうどいい塩梅です。

残念ながら、ここからが下り坂です。日本にある新しいハワイアンレストランに対する疑いを確認してしまいました。パテは１００％ビーフではありません。事前に作られていて、提供する前に温められたものでした。卵は若干調理しすぎで、薬味が加えられていません。マックサラダ（マカロニサラダ）もあらかじめ作られたもので、本来のマックサラダではありません。そして少量が添えられたグリーンサラダには、日本のシーザードレッシングがかけられています。コーヒー付きのランチセットで、想像するに、セットで付いてくるサラダが皿に一緒に盛られてきたんでしょう。なぜなら、本来のロコモコには、サラダは一緒に盛られてきませんから。一緒に盛ることで、洗う手間を省いてるんだろうと想像します。

調味料としてタバスコが用意されている点は、うれしかったです。

評決
このレストランでの全体的な体験としては、日本のコンビニのロコモコかハンバーグ弁当を食べているような感じでした。そして、これは僕にとっては驚きではありません。盛り付けはきれいなのですが、ＫＤＣのロコモコには何も本当のハワイのロコモコらしさはありませんし、日本のレストランが「ロコモコ」という名前を使って、レストランをプッシュする完璧な例です。またここに戻ってロコモコを食べるか？　絶対にありません。でも、また来て、おいしそうに見えたほかの料理を試してみたいと思います。またはコーヒーを飲みながらリラックスするために。最後に、様々な味のマラサダがテイクアウトできる、ということを覚えておきましょう。

これが僕のＫＤＣのロコモコの評価です：

良い点

１．　ライスが２スクープだった

２．　グレイビーソースが驚くほどおいしい