(この記事はアロハカワラ版に2005年11月4日に掲載したものを再掲載しています)

朝食を抜く人はいてもお昼ご飯を食べない人はあまりいないと思いますが、どうでしょう? ランチタイムの定番はお弁当ですよね。自分で作って会社に持って行ったり、デパ地下や近所のお弁当屋さんで買ってくる機会は多いと思います。

ハワイのビジネスマンのランチ事情も日本とあまりかわりません。日本食弁当の定番といえば、おかずは揚げ物でつけ合せの野菜が少なく、白いご飯に決まってふりかけがかかっています。ほとんどのレストランではテイクアウトのオーダーができるので、とても重宝されているようです。先日、ベトナム料理レストランで「フォー」をオーダーしたら、スープ、麺、野菜をそれぞれ別々のプラスチックBOXに入れて渡してくれました。ハワイではお家で調理する人が少ないので、昼食に限らず夕食もレストランで注文して”to go”する光景は良く見られます。チップは必要ないですし、観光客の方々も気分を変えてビーチや公園に行ってアウトドア気分で食べるっていうのもいかかでしょうか?

ハワイのローカルスタイルのお弁当はプレートランチといって、メインディッシュにご飯とマカロニサラダを添えて、プラスチックBOXに入れられているのが主流です。

今回は、ローカルハワイでプレートランチ定番メニューの「ショウユ・チキン」をご紹介します。日本の伝統的な調味料の“醤油”がハワイの食文化に溶け込んで完成された料理です。作り方はとてもシンプルなうえに、ご飯との相性が抜群なので興味のある方は挑戦してみてください。

今回の材料

材料:

(3~4人分) 鶏もも肉 3枚(約450g)、玉ねぎ 半分、
ニンニク 2片、ネギ(小口切り) 少々

 調味料:

しょう油 70cc、みりん 70cc、塩 少々、
コショウ 少々、
サラダオイル又はオリーブオイル 大さじ1、
ごま油 少々

1. 鶏肉は食べやすい大きさに切って、塩・コショウで下味をつけます
(ハワイでは骨付きが定番ですが食べやすさが一番です!)

2. 玉ねぎ、ニンニクを薄切りにする

3. 1と2を平たいバットにならべ、しょう油とみりんを入れ、全体をざっと混ぜてから蓋をし、冷蔵庫で2~24時間くらい寝かせます(私は忙しい日の前日に下ごしらえだけをして、翌日に調理することもあります)

下味を付けた鶏肉、玉ネギ、ニンニクをしょう油とみりんで漬け込む

4. 熱したフライパンに油を引いて鶏肉の表面を良く焼きます。この時、つけ汁は入れないでください。

汁気を切って鶏肉の表面を焼くのがコツ

5. 焦げ目が着いたら漬け汁と残った玉ねぎを全部入れて火を弱めて蓋をして10分ほど煮込むようにします。

仕上げはごま油と小口切りにしたネギを入れて

6. ごま油と小口切りにしたネギを入れてかき混ぜて火を止めて出来上がりです

付け合せの定番はご飯とマカロニサラダですが、玄米やポテトサラダも良く合います。漬け込む時にキムチの汁や鷹の爪を入れるとコクが増します。お子様向けには、お砂糖を小さじ1ほど加えると甘口になります。

ご飯とマカロニサラダを添えれば定番プレートランチの出来上がり

ハワイでは胸肉を好む人が多いようですが、部位はお好みで選んでみてください。ロコにとってはプレートランチのみならずBBQの定番だそうです。

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