2年振りのホノルル・フェスティバルでのキルト展を開催!
毎年開催されるホノルル・フェスティバルですが、私達のキルト展は2年に一度やらせていただいています。今年もぎりぎりまで大変でしたが、生徒さんのおかげで、無事成功に終わりました!ローカルの方もこのキルト展を楽しみに待っている方が大勢いらっしゃいます。
ホノルル・フェスティバルをお手伝いしてくださった生徒さん

ホノルル・フェスティバルをお手伝いしてくださった生徒さん

今年のテーマはハワイ諸島。ハワイには8島ありますが、その島にはそれぞれ決められた花や色があります。ちょうど2年前のホノルル・フェスティバルの時に8島のデザインを描き、今年のキルト展で発表という予定になっていました。ですが、ハワイアンキルトは最初から最後まで手作り。2m角あるベッドサイズのキルト製作には時間がかかるので8島のキルト完成がどうなるかと思っておりました。またデザインや中に入れるキルト芯(綿)の厚さにより、アップリケやキルティングの難度が上がりますので、完成まではかなりの時間を要します。
今回出展していただけた8島のキルトは5枚でした。
オアフ島の色は黄色、花はイリマです(飯島貴美子さん作)

オアフ島の色は黄色、花はイリマです(飯島貴美子さん作)

マウイ島の色はピンク、花はロケラニ・ローズです(対馬浩子さん作)

マウイ島の色はピンク、花はロケラニ・ローズです(対馬浩子さん作)

ラナイ島の色はオレンジ、花はカウナオアです(後藤昭子さん作)

ラナイ島の色はオレンジ、花はカウナオアです(後藤昭子さん作)

カホオラヴェ島の色はグレー、花はヒナヒナです(小笠原典子さん作)

カホオラヴェ島の色はグレー、花はヒナヒナです(小笠原典子さん作)

ハワイ島の色は赤、花はレフアです(木村洋子さん作)

ハワイ島の色は赤、花はレフアです(木村洋子さん作)

あとの3島キルトは次の機会に是非展示させていただきたいと思っています。
そして8枚揃うと圧巻だと思います。(完成していない方にプレッシャーではありません!(笑)。そして島の色でキルトを作り直してくださった方!本当にありがとうございました!)
あとのキルトも圧巻でした。 アンのハワイアンキルトの生徒さん達のキルト技術のレベルは本当に高く、ハワイのキルターよりも格段上だと思っております。私の師、アンティーレイが求めていたキルティングステッチがすべてにいかされていると思います。素晴らしい完成度に本当に感動しました。
南国の花、ブーゲンビリア(土屋綾子さん作)

南国の花、ブーゲンビリア(土屋綾子さん作)

穴のある葉でとても人気のあるモンステラ。これにはチキンフットステッチが施されています。このキルトを見て、ハワイの人達もかなりの刺激を受けられていました。
モンステラー(小笠原典子さん作)

チキンフットを施したモンステラ(小笠原典子さん作)

このチキンフットステッチを見た、ポアカラニキルトのキルターで、私の長い間のお客様であるパットさんが、是非チキンフットステッチを学びたいということで。(ポアカラニキルトさんではやらないようなので)詳しく教えさせていただきました。そんなところでホノルル・マガジンのカメラマンさんに写真を撮られ、サイトで紹介されました。ちょっとこのメガネが気に入りませんが(笑)。
ホノルル・マガジンで紹介された記事(パットさんにチキンフットを伝授しています)

ホノルル・マガジンで紹介された記事(パットさんにチキンフットを伝授しています)©David Croxford.

福田さんが中心の部分をご自分でデザインされ、配色&製作に2年かかったというフラッグキルト(福田慶子さん作)

ご自分でデザインされ、配色&製作に2年かかったというフラッグキルト(福田慶子さん作)

福田さんの大好きなモチーフであるロケラニローズのベビーキルト(福田慶子さん作)

福田さんの大好きなモチーフであるロケラニローズのベビーキルト(福田慶子さん作)

旦那様の為に心を込めて完成させたホヌのベッドカバー(新盛みち子さん作)

旦那様の為に心を込めて完成させたホヌのベッドカバー(新盛みち子さん作)

実の多いキルト人生を送れるようにウル(パンノキ)のデザインでベビーキルトを作成されました(田崎裕美さん作)

実の多いキルト人生を送れるようにウル(パンノキ)のデザインでベビーキルトを作成(田崎裕美さん作)

アシスタントを務めてもらっている佐和子さんの製作したドルフィンのベッドカバーとマイレフラワーのウォールハンギングです。
五十嵐佐和子さん作ドルフィン

五十嵐佐和子さん作ドルフィン

マイレフラワーのウォールハンギング

マイレフラワーのウォールハンギング

私はポアカラニキルトさんのジョンさんに描いていただいたフラの楽器のキルトを完成させ展示させていただきました。こちらは来月、詳しくお伝えしたいと思います。
ホノルルまで来てお手伝いしていただきました方々、本当にありがとうございました!そして、作品を完成させ、展示してくださった方々もありがとうございました!また2年後のホノルルフェスティバルにて、皆さんの素敵な作品を飾られていただけるよう頑張りたいと思います。
(作品のデザインはアンのハワイアンキルトが著作権を持っています)
©Anne’s Hawaiian Quilt
By アン
★アンのハワイアンキルト5月の日本レッスンのスケジュールが決定しました!
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筆者プロフィール

藤原小百合アン
藤原小百合アン
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2010年スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)にてキルト展を開催。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。2012年7月、電子本「キルトストーリー」を発売。2012年9月、スパリゾートハワイアンズへ、フラガール・フレンドシップキルトを寄贈。2013年11月より、イオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを開始。2021年7月には誠文堂新光社より「ハワイアンキルト パターンとステッチの魅力」の増補改訂版を発売。ハワイ、日本での展示会やレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。ハワイ在住34年目。