長岡のアロハフェスティバルに招待していただき、伝統のハワイアンキルトを披露!

この夏初めて、長岡市が開催している長岡アロハフェスティバルに招待していただき、参加させていただきました!会場はJR長岡の駅から徒歩5分ほどの、長岡アオーレという市庁舎もあるイベント会場でした。この長岡の市庁舎がハワイ州の市庁舎にとても似ていまして、議会がガラス越しに市民にも見ることができます。クリーンなイメージで市民も市の職員も一丸となり、市政に取り組む心が伝わって来ました。そして今回お世話になりました長岡市の方々、本当に手厚いご対応ありがとうございました。皆さんが同じ方向を向いて、ひたむきにがんばって姿に心を打たれました。

アモーレ長岡

透明な屋根があるので、雨でも大丈夫な会場です

透明な屋根があるので、雨でも大丈夫な会場です

アオーレ長岡

今回のテーマは、本物の伝統的なハワイアンキルト展でしたので、やはり大きなベッドカバーを飾らせていただきたく、3月に完成したばかりのフラの楽器のキルトを持参しました。日本の皆様に伝統的なハワイアンキルトをご紹介する上では、ベッドカバーを展示させていただき、実際にお客様に見ていただくことが一番と思っています。もともとハワイアンキルトは小さな作品ではなく、大きなベッドサイズのキルトだけが作られていました。今ではクッションサイズから小物まで色々とバラエティがありますが、伝統的なハワイアンキルトということを示すことのできるものは、ベッドカバーの大きさのハワイアンキルトということになります。そして私が使っている生地はもともとハワイには無地の生地しかなかったこともあり、2色の無地の生地を使っています。その伝統的な色、大きさ、デザインを長岡の皆様に見ていただけ、とても嬉しく思っています。

キルト展の様子

キルト展の様子

キルト展の様子

キルト展の様子

キルト展の様子

キルト展の様子

キルト展は2日間開催させていただきました。ハワイアンキルトの展示を見て下さる方々がたくさん集まって下さいました。また、長岡のハワイアンキルト熱はとても高く、ハワイアンキルトをトライしてみようと思われた方々もたくさん集まって下さいました。ハワイのポアカラニキルトで学ばれたえりこさんは新潟でハワイアンキルトを教えていらっしゃっています。その影響が大きいのでしょうか、たくさんの方々がハワイアンキルトに興味をお持ちで嬉しい限りでした。1日目は12cm角のハイビスカスのフレームに入るキルトに挑戦していただきました。アップリケの作業が大変ですが、皆さん、本当に頑張って下さり、ほぼ完成までになりました!

1日目のハイビスカスのフレームを作成中の皆さん

1日目のハイビスカスのフレームを作成中の皆さん

1日目のハイビスカスのフレームを作成中の皆さん

1日目のハイビスカスのフレームを作成中の皆さん

1日目のハイビスカスのフレームを作成中の皆さん

1日目のハイビスカスのフレームを完成された皆さん

そして2日目はティーマットに挑戦していただきました。デザインもウル(パンノキ)、ティリーフそしてプルメリアとハワイの代表的なデザイン3種類用意させていただき、皆さんに挑戦していただきました。アップリケは大変な作業ですが、少しづつ形になっていく行程を楽しんでいただけたらと思いました。小さな作品も大きな作品も作り方は全く同じなので、次はクッションなどを作っていただければと思っています。完成は宿題になってしまいましたが、長岡の皆さん、完成されましたか?また来年も是非お会いできればと思っております。

2日目のティーマットを作成中の皆さん

2日目のティーマットを作成中の皆さん

2日目のティーマットを作成中の皆さん

2日目のティーマットを作成中の皆さん

2日目のティーマットを作成中の皆さん

2日目のティーマットを作成中の皆さん

キルト展の他、新潟のFMラジオに出演させていただき、ハワイアンキルトのお話もさせていただきました。始めの予定では浅沼さんとDJの方達とのトークということでしたが、急遽、長岡市長も参加してくださることになり、楽しいお話となりました。長岡市長のお洋服はちょっと目立たないのですが、長岡名産の生地を使ったシャツに、黄色の長岡の大花火がデザインしてあるものでした!ありがとうございました!

長岡市長、浅沼さんと新潟のFMラジオの公開ラジオショーに出演させていただきました

長岡市長、浅沼さんと新潟のFMラジオの公開ラジオショーに出演させていただきました

長岡の歴史や文化を知らずに行きましたが、実は山本五十六さんの故郷でもあったということを知り、無理を言って、記念館に連れて行っていただきました。そして長岡戦災資料館にも足を延ばしてみました。1945年8月1日に長岡では大空襲があり、たくさんの尊い命が奪われました。その悲惨さを忘れぬよう資料館にはたくさんの歴史が詰まっていました。その鎮魂の意を込め、長岡の大花火は始まったそうです。日本一長い川、信濃川の河川敷で上げられる、毎年8月2日、3日の長岡大花火はそのような意味があります。毎年ホノルルフェスティバルで、長岡の花火を見ることが出来るのも、普遍的な世界平和の象徴とも言えます。真珠湾攻撃の指揮を執った山本五十六さん、長岡空襲、終戦、それからの世界平和。ホノルル市との姉妹都市である長岡市、切っても切れない糸で繋がっていることを実感しました。

また機会があれば、長岡を訪れてみたいと思っています。
お世話していただきました長岡の皆様、ありがとうございました。

山本五十六記念館

山本五十六記念館

By アン

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筆者プロフィール

藤原小百合アン
藤原小百合アン
アーミッシュキルトの盛んなアメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。その後ハワイに移住し、マウイ島のハナ・マウイ・ホテルで出会ったハワイアンキルトのベッドカバーに一目惚れをし、ハワイアンキルトを始める。2001年9月11日、ニューヨークで起きた同時多発テロ事件の犠牲者とその家族への追悼キルト、『千羽鶴 フレンドシップキルト』を全国のキルターとともに完成させ、2009年9月、9.11メモリアルに寄贈。2010年スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)にてキルト展を開催。2011年7月、ハワイで毎年開催される「キルトハワイ」において、オリジナルデザインの「マノアの森」キルトがグランプリ受賞。2012年7月、電子本「キルトストーリー」を発売。2012年9月、スパリゾートハワイアンズへ、フラガール・フレンドシップキルトを寄贈。2013年11月より、イオラニ宮殿の日本語ドーセントのボランティアを開始。2021年7月には誠文堂新光社より「ハワイアンキルト パターンとステッチの魅力」の増補改訂版を発売。ハワイ、日本での展示会やレッスンなど、伝統的なハワイアンキルトを広げるため、日々奔走中。ハワイ在住34年目。